✻ ページ14
.
同期に支えられながら鍵を開けてもらうと、そこにはお風呂上がりの彼が立っていた。
『えっ、、彼氏さんですか、』
ヤス ｢、、え、まぁ一応、｣
彼は驚きもせず私の荷物を受け取り、私の腕を引いてドアをすぐに閉めた。
同期がどんな顔で帰って行ったかなんて見ていない。それよりも彼が普通の顔で部屋に戻っていくのが許せなかった。
ヤス｢よかったんじゃない？最近枯れてたっしょ｣
彼は鼻で笑いながらそのままソファに座る。
ちゃんと着替えて髪を乾かしてからソファに座って、なんて昔の約束さえ覚えていないんだね。
私は、なんのために彼と一緒にいるんだろう。なんで、ここで出ていくことが出来ないんだろう。
まだ、期待 しているの、？
ヤス ｢なんか見たことないワンピースだよね、それは男着いてくるわ、笑｣
A ｢っ、！ 覚えてないの、このワンピース、｣
ヤス ｢わっかんねぇ｣
A ｢、、、そっか。ねぇヤスくん、私他の人からの好きも可愛いもいらない、、ヤスくんが私を見てくれればいいって思ってた。そんなことも、っ、叶わないのかなぁ、、、｣
私、今絶対可愛くない、、多分マスカラも落ちてアイメイク最悪、、こんな泣くのいつぶり、、こんな怒ったことあったっけ、、？
ヤス ｢え、A泣いてる、？｣
A ｢っ、、私、ヤスくんに可愛いって、、言って欲しいだけなの。どんなに女の子と遊んでてもいい、、 私のとこに帰ってきて、好きって言ってくれるだけで、頑張れるから、、｣
ヤス ｢、、ごめん。俺、やっぱ甘えてたわ、、 飲みいったり遊んでても家ではAが家事掃除やってくれてて、それが当たり前になってて、、、もう恋愛とかじゃねえのかなって。でも今日Aが男と帰ってきて、意味分かんないくらいキレそうだった。めちゃくちゃ可愛い格好してるし、
なんで俺じゃねえんだよ、、って｣
彼は優しく涙を拭ってくれる。
ヤス ｢泣かせてごめん、、｣
A ｢、、ごめんじゃなくて可愛いって言って、｣
ヤス ｢っ、笑 可愛いって、俺の彼女だもんな！｣
貴方からの可愛いしかいらないの。
他の誰でもない『貴方に』女の子にして欲しいから。
.
kygk×猫の日 (遅れてすみません🥲)→←ys×女の子にしてよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 357人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめぴりか(プロフ) - ミサキさん» リクエストありがとうございます！最高ですね🥲 ぜひ書かせていただきます！ (3月19日 0時) (
レス) id: 7b0799753d (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - とても最高です！リクをお願いします、しゅんさんで、主人公が賞レースに負けて辞めようとするといつも穏やかな彼が真面目に止めてしかも泣いちゃった話お願いしたいです！ (3月18日 23時) (レス) id: d1ea381bc2 (このIDを非表示/違反報告)
Lucy quin(プロフ) - ゆめぴりかさん» ありがとうございます！全然いくらでも待つのでゆっくりで大丈夫です！！！！ (3月6日 8時) (レス) id: f21a439e1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめぴりか(プロフ) - Lucy quinさん» コメントありがとうございます🥲 是非書かせていただきたいです。申し訳ございませんが投稿頻度が低い為少々お待ちください🙇♀️ (3月6日 2時) (レス) id: 7b0799753d (このIDを非表示/違反報告)
Lucy quin(プロフ) - いつもキュンキュンさせてもらってます！ ケムさんの話の続編お願いできたりします？最高すぎて一生読んでたいです (3月6日 1時) (レス) @page23 id: f21a439e1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめぴりか | 作成日時：2024年2月17日 21時
