krm×素直になりなよ、 ページ2
くるま×同期
数少ない同期で、唯一の出世頭。そして
養成所からの想い人。
人付き合いが得意ではない私は、養成所の頃からいつも端っこにいて、皆の輪に入れるタイプではなかった。
けれど、家が近いという理由だけで彼とは仲良くなった。2人ともお笑いオタクで、よく先輩のネタを分析したものだ。
会わなくなるとそんな話も出来なくなるもので、
高比良の前だと饒舌だった私も、どんどん口数が減って、また楽屋の端っこで小さくなる毎日になった。
荒川 ｢Aってさ、他の子たちとは話さへんの？｣
エルフの荒川さんは、楽屋の端っこに座っているような私にも優しく話しかけてくれる数少ない先輩だ。
A ｢あっ、あんまり、、、緊張しちゃって、｣
荒川 ｢でも、くるまとかと同期やんな？｣
A ｢まぁ、同期なだけです、｣
くるま ｢？呼びました、？｣
荒川さんの声が大きかったのか、遠くからネクタイを結びながら、当の本人が歩いてきた。
荒川 ｢Aってくるまとか仲良いん？｣
くるま ｢えっ、仲良いと思ってましたけど。ねぇ、久々にA会いたかったし。あ、ネクタイやってー、｣
A ｢、そろそろ結べるようになりなよ、、｣
そう文句は垂れるものの、まだ彼がネクタイを結べないことに感謝をして。
荒川 ｢お似合いやんねっ、ふたり！｣
A ｢えっ、！そ、そんなことないですからほんとに、くるまだけは、、｣
荒川 ｢、え？｣
嫌な間が生まれた。
ただのお笑いだったのに、私が雰囲気を壊してしまったみたいだ。
A ｢あっ、ネクタイ結べたから、、じゃ、｣
そそくさと、喫煙所に逃げてしまった。
あそこで、気の利いた事くらい言えたら良かった、、
本当は、彼の目つきの悪さも喋り方もまだネクタイが結べないところも全部好きなのに。
素直になれない自分が悔しくて、視界がぼやける。煙草の煙が目に染みたせいだと信じて、、
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ゆめぴりか(プロフ) - ミサキさん» リクエストありがとうございます！最高ですね🥲 ぜひ書かせていただきます！ (3月19日 0時) (
レス) id: 7b0799753d (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - とても最高です！リクをお願いします、しゅんさんで、主人公が賞レースに負けて辞めようとするといつも穏やかな彼が真面目に止めてしかも泣いちゃった話お願いしたいです！ (3月18日 23時) (レス) id: d1ea381bc2 (このIDを非表示/違反報告)
Lucy quin(プロフ) - ゆめぴりかさん» ありがとうございます！全然いくらでも待つのでゆっくりで大丈夫です！！！！ (3月6日 8時) (レス) id: f21a439e1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめぴりか(プロフ) - Lucy quinさん» コメントありがとうございます🥲 是非書かせていただきたいです。申し訳ございませんが投稿頻度が低い為少々お待ちください🙇♀️ (3月6日 2時) (レス) id: 7b0799753d (このIDを非表示/違反報告)
Lucy quin(プロフ) - いつもキュンキュンさせてもらってます！ ケムさんの話の続編お願いできたりします？最高すぎて一生読んでたいです (3月6日 1時) (レス) @page23 id: f21a439e1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめぴりか | 作成日時：2024年2月17日 21時
