【黒尾鉄朗】策略家兄×天邪鬼妹

taboo 33 ページ36

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Aside






押さえつけられた手首を振りほどこうとするけど、


私なんかの力ではびくともしない。






今更、研磨が男の子だということを再確認する。








貴「研磨、放して……？」





なんだろう




目の前にいるのは、紛れもなく研磨だ。




よく知ってる幼なじみ。





なのに







怖い






知らない男の人みたいで、怖い。







孤「おれ、小さい時からAのこと好きだった





……ごめんね」







貴「は……っ？」///






そんなの、初耳だ。






貴「意味、わかんない……」




孤「わからせる」






ゆっくり、研磨の顔が近付く。








あ、





キス、される。








怖い




怖いよ






私は、ぎゅっと目を瞑った。







たすけて





貴「お兄ちゃん……」







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