taboo 28 ページ31
．
Aside
重い気持ちのままみーこと遊んだあと、家に帰る。
みーこは、たぶん何かあったな、って気づいてたんだろうけど、あえて何も聞かないでくれた。
貴「ただいまぁ……」
まだ誰も帰ってないのか。
お風呂入っちゃお。
．
お風呂から上がり、リビングに戻ると
お兄ちゃんが帰ってきてた。
貴「おかえり」
黒「ただいま」
わかってるけど、
あえて聞く。自然に……
貴「遅かったね、どこ行ってたの？」
黒「あ、えーっと、夜久と海と図書館……」
ねぇ、お兄ちゃん
貴「あっそ」
黒「なんだよ」
なんで
貴「べっつにー？」
なんで、嘘つくの
貴「私部屋行くね！」
黒「おー」
家の階段をかけのぼる。
勢いよくドアを閉めると、同時に
涙があふれた。
別に、お兄ちゃんが誰と付き合おうと知ったこっちゃないし
妹が何考えてんだか。
そうだよ
私、ただの妹なんだ
お兄ちゃんの、いちばん大切な女の子には
なれない
貴「…………ッ」
．
ずきん
ずきん
．
ああ、
．
痛い……
．
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夢月詞(プロフ) - 三日月さん» アホだけど！笑笑 (2015年5月5日 15時) (
レス) id: dd23b6a49d (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - 良いねぇ〜夢主可愛い (2015年5月5日 15時) (レス) id: c401050206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢月詞 | 作成日時：2015年5月2日 12時
