【黒尾鉄朗】策略家兄×天邪鬼妹

taboo 12 ページ14

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Aside






貴「ん……」




外を通った小学生の笑い声で目がさめる。

今日は日曜日か……
朝から元気だな、小学生。




なんだか夢を見ていた気がするけど、
どんな夢だったか忘れた。





貴「ふあぁあ……ぁ？」




あくびをしながら起き上がったとき、目に入ったのは。





貴「に゛ゃああああああああ！！！」



黒「うおっ！？」ｶﾞﾊﾞｯ




隣で寝てるお兄ちゃんだった……

ああ、起こしちゃった





黒「朝から元気だな……」





なにこれデジャヴ




そこで、急に部屋のドアが開く。



父「うるせーぞ鉄朗！……って、A！？」




黒貴「「おはよー」」



父「ああ……おはよう

一緒に寝るなんて仲良いな」



黒「はぁ？」

貴「誰がこんな奴と」



父「お、おう……」





3人で一階に下りると、お母さんが朝ごはんを出してくれた。



母「今日部活は？」




黒貴「「午後から」」




黒「ハモるなよ」

貴「そっちこそ」

黒「てか喋るな」

貴「無理だな」

黒「なんで」

貴「お前の妹だから」

黒「黙れゴリラ」

貴「黙れゴリラの兄」




母「早く朝ごはん食べなさい！！」



黒貴「「はーい」」








．









部活に行く前は、いつも通り研磨を迎えに行く。







貴「ねえ、お兄ちゃん」



黒「なんだよ」



貴「……昨日の夜、ありがと」



黒「……！？


おう」



貴「……」








その後、研磨の家までの間、くすぐったい沈黙が続いた。







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