おかかは聞き飽きました！～鈴守の過去編～ (ページ2)

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過去　2 ページ2

私はコンプレックスがある。
目がオッドアイだということだ。

私は家を出る日、お面を被り、家を出た。

その時、あの父親が悲しく笑っていることも知らず。

家を出て2年。私は中学3年生。今は事情を説明して友達の家に住ましてもらっている。

ある日、学校帰り、私の静かなスマホが大きな音を立てて鳴った。
まるで悪い知らせを運んで来たように。
恐る恐る電話に出ると、電話ごしに聞こえたのは、
「あなたは、風蘭鈴守ですか？。」だった。

電話の内容を聞いた私は大急ぎで、走った。

着いた頃には、もう、遅かった。

そう、ここは病院。
電話は、「父親が危ない」というものだった。

看「鈴守さん。これ。」

泣いている私に看護士さんが、渡したものは、手紙だった。

ーーーー鈴守へ、

貴『…！！』

私は駆け出した。

ーーーーお前、大きくなったな。

貴『はぁはぁ、』

ーーーーごめんな、父さんは、駄目な父親だったな。

貴『はぁ、はぁ、バカッ…！はぁ、お父さんの不器用！』

ーーーーお前、家のさ、“絶対に開けた、駄目な部屋”見てみ。