５８ ページ9
「む…いや、先輩は良いんだが……。
……ここからだと若様がよく見えない！！」
「本当に尊敬してるんですねセベクさん。」
「当たり前だ！！」
鼻息を荒くしてまで見ようと踏ん張るセベク。
いやかわいいかよ。
「先輩の寮の寮生ではないか？あいつは。たしか監督生、だったな？」
息がつまる。
「そうなんだけど…まあ…。」
こっちの勝手な都合なのに、ごめんセベク。
「…何かあったのか。」
「…………。」
沈黙が続いた後、気づいた。
近くないですかセベクさん。
今、木の裏に隠れてるわけですけど
しゃがんでいる私の後ろで
同じようにしゃがんだセベクは
若様が見たいあまり体が近い。
なんやこの学校の距離感覚。近くね？？
私の頭の左横あたりの木に左手を置き
私の胸の右横あたりに右手をかけている。
ちょっと待ってくれ。ぴえん。
もうあれだね、チンピラに殺される前の一般市民の気分。
緊張する上、なんか後ろからの圧がすごい。
「おい、セベク行こうぜ。」
「え、隠れないのか？」
「いや、面倒臭ぇしもういいや。」
てかマレウスにもうバレてるしね！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イリス(プロフ) - ねこさんさん» ご、ごめんなさい！！やっと作りました！！未だ一話しか出してないですけれど！！！また更新再開していくので、これからもよろしくお願いします！！！ (2021年12月3日 4時) (
レス) id: 571a4fdc79 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - 続編でなくてピエン🥺🥺🥺🥺🥺🥺((殴 ネージュ可愛い←お巡りさんこいつです！！ イリスさんの作品一覧のところ見てはズーンってなっているねこさんです。続きが見たいです。(=^・^=) では！ (2021年11月12日 13時) (レス) id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
イリス(プロフ) - かりーらいすさん» ありがとうございます！無事、色んな意味で終わりました！！！ (2021年7月8日 2時) (レス) id: 0b070dcd81 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - おけまるでごわす､試験頑張れ！！！！ (2021年6月17日 0時) (レス) id: 3845a7dfca (このIDを非表示/違反報告)
かりーらいす - いつまでも待ちます！試験勉強、頑張ってください！ (2021年6月17日 0時) (レス) id: d0a08c8863 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イリス | 作成日時：2021年1月14日 20時
