M (ページ14) - 小説/夢小説

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「…(グゥ」ページ14

ローside

コラソンがラミの名を口にした瞬間、俺はポカーンと口を開けた。

L「え、あの…え？」

『似てないだろ？髪色も違うし、何より私は一般人だ。まあ、入れ。今日は予約も入ってないからゆっくりしてけ』

「…予約？」

『「噂の飲み屋」って名前、聞いたことないか？』

L「…聞いたことある。その店がある島には名がないから海軍に見つかりにくいから闇の世界では有名な飲み屋だろ？」

『よく調べてるな。さすが、ラミのファミリーだ。』

C「ロー、この人がその店主さ」

『ようこそ、噂の飲み屋へ。とは言ってもただの家だけどな。適当に座ってろ、お腹すいてるだろ？』

C「あぁ、すまねぇな。」

噂の飲み屋は、本当に普通の家だった。ダイニングテーブルがあって、イスがあって、少し離れたところにキッチンがあって…。

俺はコラさんの隣のイスに座った。

『今日店開ける予定がなかったからまともなもの出せなくてすまないな。とりあえず、蒸し鶏のサラダとドリンクどうぞ』

まともなものを出せないなんて言っているが、店をやっているだけあって美味そうな料理が出てきた。

L「…(グゥ」

最近は人に避けられてばかりいたせいで料理なんて食べていなかった。

『その様子だと、まともに食ってなかっただろ？いくら希望がないとはいえ、今は生きている。遠慮なく食え、代金はラミにでも請求しとくから』

L「い、ただきます。」

C「さすがAさん、すげぇ美味い。」

確かに、Aの料理は優しい味がした。