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miss6 ページ6

「そろそろおわれェ」

師範の声に、やっと音柱様の攻撃が止まる。

「あ、師範」

「宇髄も十分わかっただろ」

「納得いかねぇ」

「おい、早く飯食ってこい」

「はい、音柱様。では、失礼します」




音柱様のまてっ!と私を引き留めた声が聞こえたが、飯飯。
花(音柱)より団子(朝餉)状態だ。




「音柱様、やっぱ強いんだな」



しかし彼の攻撃は、正直師範よりもかわしやすかった。
特徴的な癖。

独特なステップ。

攻撃する際に発する音。

全てを考慮したうえで、反射的に体を動かして、かわしていく。

もちろん反撃などは、できるわけではない。


だって、私は逃げることしか能がないから。


鬼ならば、夜明けまで逃げれば勝ち。

しかし、音柱様との手合わせは、終わりがない。
師範が止めてくださって助かった。



「いただきます」



暖かいごはんに手を合わせ、箸を進める。


























「一度もあてられなっかた」

「女に負けたぐらいで、そんな気にすんなァ」

「笑ってんじゃねーよ。俺は別に負けたわけではねー」

「ククッ、」

「なんなんだよ、あの女は」

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作者名:No・2 | 作成日時:2021年4月20日 1時

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