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O.side
・
「怖がらせてしまったわね」
なにも言わないぼくに女郎蜘蛛さんは申し訳なさそうに言った
「あ、いえ、あの…
どうしてぼくは今まで…」
妖怪に食べられず平気でいられたんですか？
襲われたことはあるけど
でも、それらは全部いつのまにか消えていて
食べられることはなかった。
いつでも、出来そうなことなのに
「どうして、今こうして食べられずにいられるかを聞きたいのかい？」
ぼくの言葉の続きを感じとり
女郎蜘蛛さんはそう言った
「…はい」
「それはね、あなたの後ろにいる九尾のおかげよ」
そう言ってぼくの後ろを指した。
「にの…？」
ぼくは後ろを向き、にのを見た。
「ええ、そうよ。
そいつが過保護に智、あなたの周りに纏わりついてそういうやつらを追い払っていたのよ」
『過保護とか纏わりつくとか失礼な言い方しないでくれます？』
女郎蜘蛛さんの言葉にいらっとしたようにそう言って
『智はオレが守るってあなたが小さな頃から決まっていたんです。だから、あなたを襲うものを追っ払っていたんですよ』
ぼくの頭にぽんと手を置いて笑った。
「そう、だったんだ」
全然知らなかった
…そういえば、いつも妖怪に襲われて気を失ってしまったとき
暖かくて優しいなにかに包まれている気がしていたけど
それは
もしかして…
「あなたのそれが過保護で無けりゃなんなのさ」
『うっさい、年増』
「なんですって！？」
「ふふ。2人とも仲良しだね」
もしかするのかもしれない
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和智(プロフ) - りょうさん» リクエストありがとうございます！細かく丁寧に説明してくださり感謝です(>_<)りょうさんの思い描くようなお話を書けるように頑張ります。いつも読んでいただきありがとうございます！ (2016年5月8日 15時) (
レス) id: e1597f724a (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - （続きです）正気に戻そうと、抵抗せず傷つくOさん、、、その呼びかけに我に帰るNさん、、というような内容でお願いします！Oさんのこと泣かせちゃってください！（笑）（笑）長くなってすみません！よろしくお願いします。 (2016年5月7日 23時) (レス) id: 8a64d32331 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - こんばんは！いつもお話読ませていただいてます！リクエスト、お願いします(^ ^)大宮メインで、幻影のようなものを見せられる妖怪に襲われた大宮コンビ、その幻影に嵌められてOさんのことを敵だと思い込み攻撃してしまうNさんだけど、必死に (2016年5月7日 23時) (レス) id: 8a64d32331 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和智
| 作成日時：2016年5月1日 13時
