悪夢日記 (ページ6)

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詳しいことは分からないまま自分の部屋に戻る。あのホームページに載ってる悪夢日記の内容、気になるなぁ、と私はベッドに飛び乗る。

下に行って美紀に電話して調べてもらおうかな、と思ったけど電話の内容がお兄ちゃんに聞かれでもしたら怒られるのは私だ。

諦めて宿題でもしようと床に放り投げたランドセルを拾い上げ、宿題用のノートを取り出す。やる気は出ないけどなにか別のことに気を向けなければ悪夢日記についてばかり考えてしまうような気がした。

宿題が終わった頃には部屋の中はすっかり暗くなっていた。天井のちょうど真ん中に設置された電気からぶら下がる紐を引き、私は部屋を明るくする。

カーテンも閉めて、終わった宿題をランドセルに詰めていると部屋のドアがノックされた。

「開いてるよー」

そう言うとお兄ちゃんがひょっこり顔を出した。

「飯できたってよ。ハンバーグ」

分かった、と頷くとお兄ちゃんは顔を引っ込めて階段を降りていく。私も宿題を詰めたランドセルをベッドの近くに置いて部屋を出た。