133.お母さん、、、、！！！ ページ15
目が覚めてもそこは暗闇の中だった
及「Aちゃん！！
目、覚めたんだね！」
及川くんの声が近くで聞こえた
よかった
私には記憶が残ってる
『、、、及川、、、くん、、、？
ここは、、、病院、、、？』
及「よかった！
記憶はあるみたいだね！！
どこも辛くない？キツくない？」
『大丈夫、、、、』
今何時だろう
及川くん学校は？
『、、、何時、、、？』
及「18時45分」
『、、、、学校は終わってる時間だね、、、』
だからいるのか、、、
でも今日は声が1人
黒田くんは居ないのかな、、、？
黒田くんも受験シーズンで忙しいだろうし
そんな構ってられないよね
及「黒田は今日席を外してもらったんだ」
『？、、、、なんで？』
真剣な声
何を言おうとしてるの？
及「Aちゃんにお願いがあるんだ」
及川くんの真剣な声なんて
部活以外ではあまり聞かない
まして、入院してからは聞いたことがない
及「、、、、移植手術、、、、受けてくれないかな？」
『、、、、嫌だ』
なんで今更？
もぅ目も見えない
記憶だってまたいつ無くなるかわからない
なのになんで？
及「俺、Aちゃんの事が好き、、、
だから生きて欲しい
俺が支えるから！！
絶対1人にはしないから！！
だから一緒に頑張って欲しい、、、」
好き？
一緒に頑張る？
何いってるの？
そう思って言い返そうと思った時
ふと思い出したのは
夢の中で言っていた母の言葉
“大切な人の言う事を聞いて”
お母さん
なんで今更あんな夢をまた見せたりしたの？
私はいずれ近いうちに死ぬつもりで
お母さんと会いたくて
死ぬ道を選択していたんだよ？
“私の分までいきないといけないんだから”
お母さんの分までって
私、何歳まで生きないといけないの？
理解したくないのに
あの夢の意味をじわじわと理解してしまう自分が嫌で
同時にお母さんの気持ちが嬉しくて
いつの間にかポロポロと涙を流していた
私、、、、
お母さんの分まで
生きていいのかな？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 557人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彼方 - むちゃ良かった〜及川より黒田君が最高やわ黒田君マジおめでとう〜 (2018年9月27日 20時) (
レス) id: 1880cf40ff (このIDを非表示/違反報告)
遊葉(プロフ) - めっちゃよかったです！ありがとうございました！ (2017年9月5日 13時) (レス) id: 6d52439578 (このIDを非表示/違反報告)
兎丸(プロフ) - 内容が良すぎて泣きました！ (2017年9月4日 1時) (レス) id: 023b9f582b (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ - めっちゃ面白かったです！見てるだけで笑顔になりました！及川さんと幸せになってよかったです！ (2017年8月31日 12時) (レス) id: 0a6b6d9361 (このIDを非表示/違反報告)
紅龍 月華(プロフ) - 完結おめでとうございます！めっちゃ感動しました！ (2017年8月31日 7時) (レス) id: 60fefdbe24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーな | 作成日時：2017年8月19日 23時
