お姫様？だから何？【青葉城西】2

55.笑って ページ15

梟谷高校に帰り着いたのは


夕食も済んで、みんなが温泉に行っている時間帯だった





マネの部屋に戻って、薬をバッグに入れ
その場に寝転ぶ





黒田くん
どんな言い訳したんだろう





話を合わせておく必要があるし





私は直ぐに起き上がって外へ出た




そして直ぐに黒田くんにメールを送る




『暇になったら外のベンチに来て』




黒「もう暇だから今からくる」





直ぐに返事は返って来た





そして、直ぐに黒田くんは来てくれて







黒「よかった、、、大丈夫か？」




『うん、大丈夫


今日はごめんね』






安心した表情の黒田くんに

なぜか私もホッとしてしまった





黒田くんは優しいから

とてつもなく心配してくれたんだろうな、、、





黒「Aは体調不良で病院にいったって事にしたけど、、、


その頭の包帯じゃ無理があるか、、、」





『そこは私がうまい具合にはぐらかすよw





それよりね、言っておきたいことがあるの』






私の病気のことを知ってるのは黒田くんだけ




だからかな？


黒田くんには全てを話しておいた方がいい気がした





『私ね、、、___________なんだって、、、



だから、インターハイを待たずに退部するかも』






黒「！！、、、それって、今日の、、、」






『そぅ、、、でも私の不注意だから仕方ないの


黒田くんが気に病む事じゃないから！』






黒「けど、、、」





『もう！ほら！笑って黒田くん！！


私、悲しんでる顔なんて見たくないんだけどなぁ〜？』




黒「笑えねぇよ、、、」





『それでも


私は、黒田くんの笑ってる顔が好き』






黒「/////！！！」





私が貴方の立場なら笑えない




でもね、悲しませてる側だからわかるの





笑ってほしい




少しでも笑ってる顔を覚えていたいから






だから笑って？





苦笑いでもいいから




笑って









例え、私という存在が消えたとしても







笑ってて









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