傍観者でいたかった【D.Gray-man】4 (ページ8)

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126.守り神ページ8

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コムイ室長と別れて
私はどうにかこうにか見知った駅を見つけ

そこからは迷う事なくアジア支部へ向かった

簡単に見つけられては困るわけで
勿論見つかり難い森の中にある

森の中を進んでいって
そろそろ支部の入り口らへんという時
人気を感じて足を止めた

フォーかな、、、？

アジア支部の守り神である
フォーなら誰かが近づいて来てることは
わかっているはず

『誰ですか、、、？』

声を出すと
草がカサカサと揺れて
ひとりの女の子が姿を現した

やっぱりフォーだ

フォー「てめぇ何もんだ？」

すごい警戒されてる

そりゃそうだよね

見つけようとしない限り
アジア支部なんて見つけられるわけないし

まして、教団のものでもない私を
警戒しないわけない

『私、教団に入りたくて来ました』

フォー「AKUMA、、、じゃなさそうだが
お前みたいな餓鬼が教団に？

教団は託児所じゃねぇぞ」

まぁ言いたいことは
よくわかるんですよ

何処からどう見ても餓鬼だからね

『私、AKUMAに追われていて、、、』

嘘だけど

『イノセンスがどうとかって、、、』

村から出て一回も
AKUMAと遭遇してないけど

フォー「お前適合者か！！」

『てきごうしゃ、、、？』

詳しい事は何も知らない
か弱い子供を演じておこう

適合者？なにそれ？
的な反応をすると

フォーは少し考え込んだあと
仕方なさそうに私を支部内に招き入れてくれた

フォーの後ろをついていって
辺りをキョロキョロ見回す

知らない人、多いな、、、

案内された部屋に入ると
バクちゃんがいて

若いなぁと感動した

バク「適合者なのか？」

フォー「多分な
詳しくは調べてみないと
わからねぇけど」

ヒソヒソ話をしているつもりなのだろうが
丸聞こえ

そっか

アジア支部で実験とかしてるから
イノセンスの適合者かどうかくらいは
調べられるのか

バク「名は何という」

『佐倉井Aです』

バク「年は」

『わかりません』

バク「わからない？」

『両親も早くに死んで
私、誕生日も知りませんし、、、

６、、７才くらいだと思いますけど、、、』

本当に
リナリーに会わないとわからないんだよ

さっきコムイ室長に会った時に
妹の年いくつ？って聞けばよかった

バク「、、、取り敢えず
検査を受けてもらう

フォー連れていってやれ」

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