傍観者でいたかった【D.Gray-man】4 (ページ41)

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159.結晶型イノセンスページ41

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アルマ「だ、、、大丈夫？」

イノセンスを飲んだ神田を心配そうに見つめるアルマ

私も内心ドキドキしている

だって何年も先のことを今しちゃってるわけで、、、

でも液状になったんだから
飲んでもいいってことだよね？！

数秒後少し苦しそうに眉をゆがめた神田
そして腕からバッと血が噴き出した

ホッとする私とは逆に
驚き動揺するアルマとフォー

『ふたりとも落ち着いて！！
成功したんだから！！！！』

アルマ「だって血が！！」

予想外だったのが
当の本人である神田が
いたって冷静だったこと

吹き出した血は地面で固まっている

『発動してみて』

神「、、、、発動」

半信半疑といった表情のまま
私の言った通りすると

血が集まってそれは刀の形に変化した

夢幻

私がよく知る神田の刀だ

フォー「これはいったい、、、」

『結晶型って言うんです

本来イノセンスは寄生型と装備型に分かれますけど
この結晶型はそれの中間みたいなものです

装備型と違い適合者の血で形を成しているので
適合者の気持ちに応じて強くなります

寄生型と違うのは
体内にあるわけではないので適合者の体への負担がありません』

フォー「結晶型だと？
そんなの聞いたことねぇぞ」

でしょうね

だってこの世界では初の結晶型だし

『詳しい説明は置いといて
次はアルマだよwww』

アルマ「A、笑顔が黒いよ、、、？」

『気のせい気のせいwww』

さっきと同様に
アルマのイノセンスも液状に変化させて
アルマに飲んでもらった

神田の後だったからか
いやそうな顔をしながらも案外あっさり飲んでくれて

アルマも腕から血が噴き出し
発動すると鎌のような形に変化した

へぇ～、、、アルマのイノセンスって鎌なんだぁ～

なんか、、、クロウリーが持ったら似合いそうなのに、、、

そんなバカなことを思ってしまったが
とりあえず、ふたりとも成功したからよかった

『これでもう大丈夫だね』

ふたりは自分たちのイノセンスに夢中なようで
目をキラキラさせている

神田があんなにキラキラさせてるところって
珍しいからずっと見ていたくなるけど、、、、

『フォー
すぐに本部へ戻ります』

フォー「！！いいのか？
あいつら置いて行って」

『いいんです』

私の役目は終わったから

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