傍観者でいたかった【D.Gray-man】4 (ページ26)

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144.人間ページ26

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『お久しぶりです』

アジア支部に着くと
入り口でフォーとバク支部長が
待っていた

でも表情が引きつっている所を見ると
歓迎はされていない様だ

バク「またきたのか、、、」

『何かまずい事でも？』

フォー「勝手に動き回るからだろ」

前回アジア支部でお世話になった時は
かなり勝手にしてたからなぁ～w

『動き回ったのは
最初だけだったじゃありませんか』

バク「その後も何度も
監視の目を掻い潜ろうとしていただろう」

バレてたのか～

だって2人が気になったんだもん
仕方ないじゃ無いか

バク「どんな目的で来たかは知らんが
今回は大人しくしていろよ」

『、、、、、』

バク「返事をしろ返事を！！」

『嫌でーす』

フォー「ﾌﾞﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊwww
ハゲんなよバクwww」

バク「このクソガキ！！」

こんな馬鹿らしい会話が出来てるってことは
私はどうやら間に合ったみたいだな

取り敢えず安心

バク支部長をからかいながら
支部内に入り

前回と同じ部屋に通された

バク「ｺﾞﾎﾝｯ、、、で
君は何しに来たんだ」

『ユウとアルマに会いに来ました』

フォー「それだけか？」

『今のところは』

バク「今のところは、、、？」

何を企んでると睨まれる

相手は被験体だ
怪しまれない方がおかしい

バク「2人に合わせることはできない」

『なぜ？』

バク「君だって見ただろう
彼らはただの人間じゃない」

ただの人間じゃないか

まぁたしかにそうなんだけど

『じゃぁ人間って何ですか？

平均的な力や頭脳などをを持っていれば
人間ってことですか？

なら私はそれには当てはまりませんよ』

精神的にはもう大人で
イノセンスを体に宿し
普通の人間とは比べ物にならない力を
持っている

『寄生型のイノセンスを持ってる私は
普通の人間じゃないんですよ

2人と何が違うんでしょうか』

元々、人間の道から
外させたのは貴方達大人なのに

なんで2人を人間じゃないと区別するの

バク「それは、、、」

反論なんてさせない

2人はちゃんと感情がある
幼い人間の子供なんだから

それに

2人よりも私の方が
大きく人間から道を外してしまってる

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