傍観者でいたかった【D.Gray-man】7

260.遊ぼう ページ10

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殺す



とは言ってもどうしたものか



試してみたけど
やっぱりこの空間ではイノセンスが使えない




でも攻撃できるようなものは
所持していない




無理やない？？？




どうやって向かっていけばいいわけ？




テ「え？来ないの？」




『だって武器ないもん』




こうやって笑ってるティキと話していると
転生前のことを思い出す




テ「武器なら足元に
落ちてるケド？」




『え、、、？』




言われて足元を見ると
確かに刀が落ちていた



ってこれ




神田の夢幻じゃん




なんでここで夢幻出てくるわけ？





テ「裏切者のAにはピッタリの武器だろ」






『、、、、どうして夢幻が
私にピッタリなの？』




夢幻以外にも
武器ならいっぱいあるはずなのに



どうしてロードはわざわざ？





とりあえず夢幻を拾って
神田の真似をして構えてみる





それでも
ティキは笑ったまま





テ「なにA気づいてなかった？」




『どういうこと？』





気づくっていったい何に？





ずっとティキに集中していたら
足音がすぐそこまで来ていることに気づいて
思わずすごい勢いでそちらを振り向いた




『、、、、ユウ、、、、』




夢幻の持ち主来ちゃったよ




目的わからなくて
どうしていいのかわからないんだけど、、、





笑うティキと
無言で私を見る神田




どういう状況？！




『えっと、、、、？』





神「お前は、戦わねェのか」





唐突にしゃべった神田




ん〜、、、、、、Why？




質問の意味わかんないんだけど





神「戦いたくねェなら
無理して戦う必要はないだろ」





まって



この言葉どこかで聞いたことある






神「逃げんのか？」






あぁ、、、思い出した




私が教団を逃げ出そうとしたときに
神田と話した内容だ





ノアが教団に侵入してきて
武器の修理が終わってなくて
武器庫に居た神田と鉢合わせしたときに
話した、、、、






『そんなの見せて
何がしたいの？』





別にこんなの
辛くもない




神田は優しいよなって
記憶しかないんだけど、、、






テ「まだ気づかねぇの？」





なに、、、、？




今の神田の言葉に
何かあるっていうの、、、？






テ「Aって
意外と鈍感だよなぁ〜」






『訳わかんない！！
はっきり言ってよ！！』





勝ち誇ったように笑うティキに
腹が立った





わかんない




何なの、、、、？









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