傍観者でいたかった【D.Gray-man】7

271.簡単になら ページ21

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そんなこと言ってたかなぁと
昔の記憶を思い返していたら




ロードの夢の中でのことを思い出す




そういえば、、、




思わず神田の顔をじっと見てしまった





神田が私のことを好き？



いやいや、、、そんなわけ、、、





神「、、、、、なんだ」





『なんでもない』






好きだとしたらいつから？





どんなタイミングで？




私、神田をそんな風に
見たことなかったから
よくわかんない






神「なんだっ！」




『！！ごめんごめん』




ずっと凝視してた




神田に直接聞いたところで
答えてくれるわけなんかないし




あえて




何も聞かない方が良いこともあるよね






微妙な空気が流れて
どうしようかと思っていたら




ドアが開いてみんなが戻ってきた





リ「Aっ！！」




私に飛びついてリナリー
かわいいけど



まだ本調子じゃないから
ぎゅっとしないで、、、苦しいです、、、





ラ「顔色、少しは良くなったさ」




みんな心配してくれてたみたいだ




そこでまたもや
クロス元帥が来ていないことを聞き




方舟の中を探しても
見つけられないといわれた





『クロス元帥が来なかったのは予想外だったけど
取り合えずここから出ようか』





リ「知ってるの？」




『やるのは私じゃなくてアレンくんだけどね』






自分の名前を言われて
あからさまに表情が曇ったアレンくん




クロス元帥が来てくれれば
少しは文句も言えてすっきりできたのかもしれないけど



ずっと抱え込んでてつらいんだろうな




ア「詳しく、教えてほしいんですけど、、、」




『教団に戻ってからじゃダメなの？』




ア「ずっともやもやしていて
自分の事なのに何もわからなくて、、、」




アレンくんにとって



私が地で怒れる存在だったのなら
きっと今頃すっごい剣幕で
言い寄られているんだろうな




『どうせ

教団についたらわかることだし
簡単になら言ってもいい』




やっと教団に戻れるっていうのに
こんな表情でアレンくんが戻ったら
みんな心配する




『でも、聞いてよかったって
思える話じゃないよ』





ア「かまいませんっ！」





力強いまなざし





どうしてアレンくんが
選ばれちゃったんだろうね









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