傍観者でいたかった【D.Gray-man】6 (ページ29)

今日:6 hit、昨日:7 hit、合計:57,681 hit

234.帝都へページ29

.

ちょ「ごめんちょラビ、、、
オイラ、、、伯爵様の元に行かなきゃ、、、」

スクッと立ち上がったちょめ助

そのちょめ助の言葉に
みんなが動揺する

リ「待って、、、
伯爵の元ってまさか、、、？！」

ちょ「江戸帝都に、、、今、、、
千年伯爵様が来てるっちょ、、、」

そうか

みんなは千年伯爵が江戸に来ていることは
知らなかったのか

ラ「千、、、っ？」

リ「伯爵が江戸にいる、、、、、、、」

今のみんなに千年伯爵を倒すだけの
力はない

みんなもそのくらいは理解しているみたいで
あからさまに表情が強張っている

『覚悟、してるから
ここまで来たんでしょう？』

ラ「いやまぁそうなんだけどっ！」

リ「私たちに伯爵が
倒せるの、、、、？」

『無理でしょうね

千年伯爵だけならまだ何とかなるかもしれないけど
江戸帝都には伯爵以外にもノアがいる

そいつらをみんな倒してってなると
相当厳しい戦いになる』

いくらみんなが万全な状態でも
勝てると言い切れるほど

私も優しくはない

元気づけるためにみんな死なないからなんて
言ったらきっと気が緩んでしまう

そうなったら死んでしまうかもしれない

『私も戦う

でも私でもきっと
千年伯爵にはかなわない』

ミラ「Aちゃんがかなわないなんて、、、」

ラ「そんなん俺らに勝ち目なんか無ぇさ、、、」

『それでも
ここまで来たのに戻るわけにはいかないでしょう？』

帰ればみんなはきっと
傷つかないし、辛い思いもしない

でも、江戸に行かなきゃ
後で合流するアレンくんかわいそう、、、

リ「Aのいう通りだよ
ここまで来たのに戻るなんて出来ない」

リナリーはいつでも
強くてぶれない、まっすぐだ

クロ「江戸へ、行くである」

ラ「そうさな
男が逃げるわけにはいかないさ」

女ふたりに言われえてしまえば
流石に動き出す

『急ごう』

転生前は

船を途中で捨てて
ちょめ助に小舟を押してもらって早く江戸についた

だから今回は遅くなっている

もしかしたらもう神田たちが到着して
戦っているかもしれない

だとしたら加勢に行かなきゃ
神田たちが危ない

苦しそうなちょめ助を気にしつつ
私たちは帝都へ急いだ

.