傍観者でいたかった【D.Gray-man】6 (ページ16)

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221.運命ページ16

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出航してすぐ

アレンくんは見張りと言って
部屋から出ていった

『結局、沢山死んだんだね』

出航前に教団に連絡を入れたリナリーが
泣いている

聞いた話によれば
亡くなったのは１００人ほど

転生前より減ってはいたが
それでもやはり多い

リ「デイシャも、、、亡くなったって」

『そっか、、、』

わかってても無理だったのか

デイシャは元々
人の意見とか聞くタイプじゃないし
突っ走ったんだろうな

アルマ「ねぇ、A

なんでデイシャだけを心配したの？

あそこにはデイシャ以外にも
沢山の人たちがいたし

ユウやマリだっていたのに」

『ユウやマリが大丈夫なのは
わかってた

だから心配しなかったの』

クロウリー「強いからであるか？」

『それもありますけど、、、
ふたりはあそこで死ぬ運命じゃない』

リ「運命、、、、」

私が運命を語っていいのかって
気はするんだけど

だって運命何回か捻じ曲げちゃってるし

ブック「A嬢は
運命を信じておるのか？」

『信じる運命と
信じない運命があります

幸せな運命なら受け入れるし
不幸な運命ならあらがう

人ってそういうものではありませんか？』

ブック「確かにな」

不幸な運命をどうにかしたくて
私はあらがっているんだ

あらがっても
上手くいくとは限らないけど

しないよりはいい

みんなで話をして盛り上がって？いると
私は何か来る気配に思わず立ち上がった

リ「どうしたの？」

『AKUMAが来る』

私の言葉に
みんな慌ててデッキに出た

ア「みんな！！！
AKUMAが来ます！！」

丁度、アレンくんの左目も反応したようだ

遠くの空を見ると
大量のAKUMAがこちらに向かってきている

咎落ちのせいで集まってるのかもしれないけど
今この船の上での戦闘は避けたい

『イノセンス、、、発動』

言霊で動きを止めるという方法もあるけど
動きを止めて船の上に落下してきたら困る

なので今回はミラーゴッドを使おう

『楽園ノ彫刻(メーカー・オブ・エデン)、抱擁(ほうよう)の庭』

ティエドール元帥のイノセンスの技
防御力凄いんだよね、コレ

イノセンスで船ごと棘の蔓で覆う

まさかのことに
私以外の人たちはあんぐりと
口を開け驚いていた

わぁ～、いい反応

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