傍観者でいたかった【D.Gray-man】5

166.似ているふたり ページ6

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最近任務が来ず暇だ





教団に戻ってきてだいぶたった



戻ってきた最初こそ色々あったけど
今は何もなく気づけば
食事以外ずっと部屋にいる




たまにリナリーが遊びに来て
連れ出される事はあるけど
それ以外はベッドでゴロゴロ




元々、私は根っからの面倒臭がりで
インドア派だからいいんだけど




最近まで色々して
その生活に慣れてしまったのか




なんか、、、こう、、、


ムズムズする







鍛錬でもするべきかと悩んでいたら
いつものようにリナリーが部屋にやってきた




そして、何か悩んでいる





『何かあったの？』





リ「うーんとね、、、
私気にしてなかったんだけど

私とAってそっくりらしいの！」





えーーっと、、、何が？





顔、、、は似てないし
年が同じだから背丈は似てるだろうけど




『どこらへんが？』





性格、、、？



いやいや、似てないよね






リ「後ろ姿！！」





『後ろ姿？？』






リ「ファインダーの人がね
よく私をAと間違えるの

だから聞いてみたら
髪も黒髪で長さも同じ
ふたりともストレートで背丈も一緒

だから間違えるんだって！」





『あ〜、、、成る程ね、、、』





転生前はファインダーで
ずっとフード被ってたから
見間違いとかなかったもんなぁ




言われてみれば確かに
後ろ姿じゃ判別できないのかも




成長期になれば
リナリーの方が身長伸びるから
間違える事もなくなるんだろうけど





リ「だから私考えたの！！」





ん〜、、、？
髪結ぶとか？？





リ「髪切ろうと思う！！」




『ちょっと待って！！！
それはやめとこう！！！！』




そんな事したら
コムイ室長泣くよ！？





江戸から帰った後のコムイ室長
カオスだったよ！？！？





『切るなら私が切るから！！』





リ「ダメ！！
Aの髪、とても綺麗だもの！」




『ありがとう！
でもそれはリナリーも同じだからね！！』





やばいわ〜


子供の考えることって
突拍子もなくて怖いわ〜〜




『リナリーは私と間違われるのイヤ？』






リ「イヤじゃないよ

でもファインダーの人たちが不便でしょ？」




『確かに、、、

じゃぁ私が髪結べばいいんじゃない？

丁度鬱陶しいからどーにかしようと
思ってた所だったし』





まぁ、切ってもいいんだけど
切ったら切ったで手入れが面倒なんだよね









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