傍観者でいたかった【D.Gray-man】5

173.役割終了 ページ13

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任務は滞りなく終わり
教団に戻るとにぎやかな人が居た





『あぁ〜、、、確かにそろそろだったもんね、、、』






私の視線の先には嬉しそうに笑うリナリーと
泣きながら笑うコムイ室長の姿があった





やっと入団したのかこの人、、、





リ「Aおかえりなさい！！」




私に気づいたリナリーがコムイ室長から離れ
小走りで駆け寄ってきた




コムイ室長めっちゃさみしそうなんだけど
いいの？放置しちゃって





『ただいまリナリー
やっとお兄さん来てくれたんだね』





リ「うん！
兄さん元気そうでよかった」




すっごい嬉しそう




そりゃそうだよね
唯一の肉親なんだもん





『これでもう大丈夫だね』




私がそういうとリナリーは
元気にうなずいた





転生前のリナリーとは違う



病むこともなかったし
私なりにうまくできただろう





ふたりで話していたら
コムイ室長が近寄ってきてニコッと笑いかけられた





コ「初めまして
今日からここで働く室長のコムイ・リーだよ」




『佐倉井Aです
私、コムイ室長とは今日でお会いするの２回目です』




コ「え？！
そうだったかな、、、

ごめんね〜僕忘れてるみたいで」




逆に３年も昔に一度しか会っていない私を
覚えていたらすごいと思う




話したのもほんの数分だし





『昔、中国でお会いしました
３年も昔のことなので覚えてないのも当然です』





コ「３年前、、、」




私は転生前にコムイ室長にはお世話になったし
だからこそ覚えていたけど



覚えているわけが、、、




コ「あぁ！あの子か！！」






覚えてたーーーーー！！！！




すごいなこの人



室長になれるだけあって
やっぱり頭いいんだな、、、、




コ「まさか教団の人間だったとは思わなかったよ
その服、、、Aちゃんもエクソシスト？」





『コムイ室長と会ったときは
私まだ入団していませんでしたから

入団したのはあの後です

今はエクソシストとして働いています』




コ「そっかそっか〜〜！！
どうやら僕たちは縁があるみたいだね

これからよろしくねAちゃん」




『こちらこそ
よろしくお願いします』





転生前から思っていたけど





コムイ室長はいつも温かい




ぽかぽかおひさまのような笑顔だ






コムイ室長が来たなら
私がリナリーを気にかけて
一緒にいる意味はなくなったかな






次に気を付けないといけないのは誰だろう？









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