傍観者でいたかった【D.Gray-man】5

199.話せない ページ39

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神田って本当に
女の私でも妬ましくなるくらい
きれいな顔してるよなって
ふいに思うことがある





安心したようにうっすら笑った神田は
月の光を浴びてとてもきれいだった





神「Aは
俺たちに何を隠している」




またもやいきなりの
突拍子のない質問に言葉が詰まる





神「コムイからイノセンスの事を聞いた時
Aが俺たちを避けるようになったのは
そのせいかとも思えた

だけどな

だったらなんでお前は泣きそうな顔をする？」





神田は、、、本当変なことをずっと気にしてる
そんなの、ほっとけばいいのに





『泣きそうな顔、、、私してた？』





神「してた」




私からは何も言えない



裁きの部屋の人は
言ってもいいって言ってたけど




だからと言ってはいそうですかと
軽々しく話せることではない





『ユウは、、、
なんでそんなに私に構うの？

なんでそんなに心配してくれるの？

酷い事言ったし
話もしなくなった私を、、、』





神田も


リナリーも


アルマも




なんで、、、、





神「そんなの知るか」




『、、、ユウらしいけど』





神「わからねぇ、、、けど

お前が俺の中で大切なのはわかってる」





『、、、、、、、、』





なに、、、？





神田、何言ってるの？





それじゃまるで
私を好きだって言ってるみたいじゃない






『大切って、、、』





神「俺がケガして真っ先に心配するのが
いつもAだ

大丈夫だって言っても
聞きやしねぇ、、、」




だって、見ているこっちが
痛いんだもん、、、




神「アジア支部でも
お前は俺たちをずっと心配していた」




そりゃ〜、、、
実験の事しってて
心配にならない方がどうかしてるでしょ





神「何をグダグダ考えて
隠してるのかは知らねぇけど

ダダ漏れなんだよ
俺たちを心配してるってのは」




あはは、、、、マジですか、、、






神「俺は、あれから強くなった
鍛錬して、AKUMAを破壊して」




『そう、だね、、、』





確かに強くなったよね神田



最近は傷を作って帰ってくること
ほとんどないもんね






神「それでもまだ
俺は頼りにはならないのか？」




『、、、、、』






神田は、、、




私に話せって遠回しに
言ってるんだ





今の強さを持つ神田になら
話してもいいのかもしれない




でもそれはつまり
私のて転生前を話すって事




それは、、、神田には酷な話だ









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