傍観者でいたかった【D.Gray-man】5

164.最悪な知らせ ページ4

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次の日




昨日疲れていつもより早く寝たせいか
思ったよりも早く目が覚めた





とは言ってもやることもない





とりあえず身だしなみを整えて
飲み物を貰いに食堂に向かった





時刻は朝の６時ごろ





早起きの人がちらほらはいるけど
まだ食堂が混む時間ではないはずなのに




今日は思った以上に
食堂にファインダーが集まっていた





こんな朝早くに、、、異様な光景だ






『何かあったんですか？』





名前も知らないファインダーに話しかけると
そのファインダーの男はすんなり答えてくれた




「三日前に任務に出たファインダー三人のうち
一人しか戻ってこなかったんだとよ」






まぁ、教団ではよくある話だ




珍しくもない




でも三日前、、、、





『もしかしてその三人の中にカナリアって
女性のファインダーがいませんでしたか？』





「あぁ、居たらしいな
戻ってきたのは男のファインダーだけだったみたいだけどよ」





あぁ、、、やっぱりそうだったのか





カナリアは任務で死んでしまったのだ





こんな早くに




だから私はカナリアの事を
全く覚えていなかったのだ







私は食堂を出て室長室へ向かった




今回ファインダーに出されていた任務の内容
ふたりが亡くなった経緯を詳しく知りたい






室長室についてノックをすると
すぐに返事が聞こえたので遠慮なく中に入った





どうやら寝不足らしく
顔色の悪い室長




『ファインダーがふたり
帰ってこなかったと聞きました』





室「さすが耳が早いね」





私は室長から今回の任務について聞いた





内容はやはり、イノセンスの探索だった



とは言っても、教団に集まる情報は
ガセだったり、異常が起きていても
それが必ずしもイノセンスのせいではなかったりするから
毎回必ずイノセンスが見つかるとは限らない




今回はどうやら当たりだったらしい




だけどすでにAKUMAが近くをうろついていて
ふたりはそのAKUMAにやられたそうだ





『イノセンスはどうなったんですか？』





室「近くに丁度ティエドール元帥が居るみたいだから
元帥にお願いするつもりだよ」





『そう、ですか、、、』




神田やアルマも一緒にいるんだよね、、、





でも、よかった



これでリナリーに任務なんて来ても
できるとは思えない




メンタルケアをしっかりしないとな、、、、









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