嫉妬姫【菅原孝支】

嫉妬…4 ページ5

スガさんside





影山はやっぱり
天才だと思った




超速攻の攻撃




技術のない日向


だけどそのバネを生かす為の
完璧にコントロールされたトス




俺にはどうやってもできない事





練習試合が終わって
1年にジャージが渡された



天才が入ってきて
余裕なんて全くないのに



それでもそれを笑って受け入れられるのは
烏野が強くなるとわかるから





澤「丸く収まってよかった〜」





大地も嬉しそうだ




何気に1番不安だったのは
大地だったのかも





『怒って追い出したり
するからだよ〜』




菅「まぁでも結果
よかったんじゃない？」




『まぁねぇ〜』




澤「去年より
俺への当たり強くないか？」




『そりゃぁ〜キャプテンなんだもん

誰よりも辛口になって
当然でしょ〜？？』




澤「これからが怖ぇよ、、、」





Aが相手だと
大地も形無しだなぁ〜



本気でキレれば
大地の方が怖いはずなのに




日向達が練習試合終わったばっかりなのに
練習を始め




田中が巻き込まれるようにして
2人の練習に付き合わされる





武「取れた！！取れたよ〜〜！！」





そんな時体育館に入ってきた
顧問の武田先生





話によると
青葉城西との練習試合が組めたらしい





宮城では強豪で有名な高校




武田先生は今年から顧問になった先生で
バレーの人脈とかないのに凄い







武「影山君をセッターで
フルで出すこと」




菅「え？」





相手の高校が出してきた条件に
驚いた





確かに俺は技術は影山には敵わない


それは今日の練習試合で痛感した





でもここまであからさまに
影山を指名されると





少し悲しい、、、かな




田「はぁ！？何すかそれ！
烏野には興味ないけど影山だけは
警戒しときたいって事っすか？

何すか
舐めてるんすか？
ペロペロっすか？」




ペロペロって、、、



『何それ！！
クソ青城マジコロス！！！！』




うわぁ、A怖いから




2人が怒ってくれると
冷静になれるのが不思議だ




菅「いいじゃないか
こんなチャンスそうないよ」




今は少しでも多くの練習試合が必要




日向と影山の速攻を
完璧にするためにも



それに



強豪相手にどこまで通用するのかも
見てみたい





『納得いかなーーーい！！！！』




むくれているAは、、、そっとしといて




今はこれでいい









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