そこにいた証【リヴァイ】 (ページ27)

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25.兵長ゆえページ27

リヴァイside

最初、団長室で見たAの印象は普通の奴

それだけだった

だがクソガキの実験の休憩中俺に楯突いてきて、その雰囲気や言い方が少しだけジュリアと重なって見えて

俺は言葉が出なくなった

ただ似ているだけだとわかっていても
ジュリアに似ているというだけで負けてもいいと思えてしまった

それがどういう感情なのか
わかっているがわからないふりをする

俺は恋みたいな馬鹿げた事は考えない

俺は兵士でいつ死ぬかわからない
だから決まった奴は作らない

そう決めている

リ「で、何の用だ」

俺は夜、エルヴィンに呼び出され団長室に来ている

そこにはハンジやミケもいて
このメンツからすると軽い話ではなさそうだ

エル「単刀直入に聞く

リヴァイ、君はジュリアと言う女性と会っているそうだが本当か？」

リ「あぁ、週に一度くらいだがな」

奇行種、、、ジュリアの事を話しやがったな

後で削ぐ

エル「そうか、、、

こちらでジュリアと言う女性について調べた」

リ「？何故だ
調査兵団には関係ない事だろう」

エル「リヴァイ、、、君は調査兵団唯一の兵長なんだ

エレンと言う巨人になれる人間がいるとわかった以上、調べるに決まっているだろう」

そう言うエルヴィンは真剣

俺も黙って聞くしかなかった

エル「調べた結果

金髪で短髪、緑色の目をしたジュリアと言う女性を壁内で見つける事は出来なかった」

リ「は？」

エル「つまり、この前後をつけたハンジとリヴァイ以外、ジュリアを知る者は誰一人いないと言う事だ」

ちょっと待て、、、

どう言う事だ！？

あいつは町で働いているんじゃねぇのか？

リ「ジュリアは仕事が大変だと言っていた

どこかで働いているはずだ」

そうだ
見つけられなかっただけでジュリアは必ずいる

エル「でわ、ジュリアが何の仕事をしているのかリヴァイは知っているのか？」

リ「、、、、、」

知らない

俺たちはお互いに深い散策はしなかった

それは俺が聞かれたくなかったからだ
だからあえてジュリアの事も散策しなかった

だが、今思うと俺はジュリアの事を何も知らない

仕事も家族も歳も今住んでいる場所も
俺は何一つ知らない

ハ「リヴァイ、次一週間後に会うって言ってたよね？」

リ「あぁ」

エル「その時、ジュリアを拘束する」

リ「！！！」

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