そこにいた証【リヴァイ】 (ページ15)

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13.放心状態ページ15

突然のことだった

気付いた時には私も含め数人が壁から吹き飛ばされ慌てて立体起動に移り壁にぶら下がった

『超大型巨人、、、』

それは数年前、シガンシナ区の壁を破壊したと言われているとてつもなく大きな巨人だった

ていうか、いきなり現れたけど
一体どういう原理なの？

そんなこんなで唖然としているうちに
殺気立ったエレンが超大型巨人に向かって行って

頸を捉えたと思った瞬間、大量の蒸気と共に超大型巨人はいなくなってしまった

『エレン！大丈夫？』

エ「消えやがった、、、」

コニー「仕留めたんじゃねぇのか？！」

『仕留める前に消えたように見えたけど、、、』

そこにいた誰もが状況を飲み込めず
先輩兵士が来て、指示を受けた後も釈然としないままだった

私はエレンやアルミンたちと前衛
ミカサは後衛になった

住民の避難が完了するまでの足止めが目的だったのだろうけど

実際の状況は解散式を終えたばかりの新兵がそんな事できるわけもなくて

どんどん班のみんなが食べられていく状況に只々唖然とするばかりだった

そんな中、エレンも片足を失い
アルミンは放心状態

この地獄絵図にさけびたくなった

『エレン！大丈夫！？！？』

片足を失い屋根の上でグッタリしているエレンに駆け寄った

幸い息はしてるけど、こんな状態のエレンを運ぶことなんてできない

エ「、、、アルミン、、、は？」

『あっちの屋根で放心状態なの！』

そう言ってアルミンの方を向いて血の気が引いた

え、、、？

『アルミン！！！』

そこには巨人の口の中に落ちていくアルミンの姿

それからの事は一瞬の事で

頭で理解するのに時間がかかった

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