大切な子 ページ19
mg side
『Aヌナ！！！！！』
力一杯叫び、少しでもヌナが傷つく前に、ヌナが痛い思いしなくて済むようにと走る。
守るように間に身体を滑り込ませ、ヌナを後ろにアイツを睨む。
ヒョンも一緒に庇いに来てくれた様で、後ろでヌナとヒョンの話し声が聞こえる。
sj『…二人仲良くしてたのに、邪魔しないでくれます？』
mg『ッ何が仲良くだよ！！』
jh『落ち着けって。』
嘲笑う様なシジュンに対して頭に血がのぼる俺だけど横でハニヒョンがそれを止める。
ヌナを利用してた事も俺達からヌナを奪おうとした事も許せなくて、
行き場のないこの気持ちを込め、ヒョンに視線を向ける。
mg『でもヒョン、』
そう顔を向け、少し冷静さを取り戻す。声は冷静なハニヒョンだけど、目付きは人を殺せそうなほど鋭く、ヒョンも怒ってる事が伝わってくる。
jh『さっきの会話、全部録音したから。噂流すのも勝手だけど、自分の首締めるだけだと思うぞ？』
sj『…ッ、あーあ、折角ガード薄そうな“大切なモノ”見つけたのに、』
mg『…俺達が嫌いだからってヌナは関係ないだろ！』
訴えかけるも俺の言葉にはさらさら答える気がない様子のシジュン。
sj『……はぁ、安心して下さいよ。その録音がある限り俺には何にも出来ないしもうするつもりもないよ。…よかったねAちゃん。助けに来てくれて。』
そう言いながら教室を出ていくアイツ。
mg『ちょっと待、』
『ミンギュ！』
呼び止めようとした言葉はヌナに止められ、
もういいから、と手を握って来たヌナを振り払うわけにもいかず教室にとどまる。
mg『…ヌナ、』
ゆっくり手を握り返し、空いている右手で掴まれていた綺麗な髪を手で整えながらゆっくり撫でる。
『ふふ、くすぐったいよミンギュ。』
あんな酷い目にあったのにいつもの様にはにかむヌナを見て心臓がキュッとなる。
js『ごめんね、助けに入るの遅くなっちゃって。痛くない？』
『大丈夫です！！ジスニムもオッパもミンギュも、助けてくれてありがとうございました！』
最後まで冷静に状況を見てシジュンを黙らせたのはハニヒョンで、
ヌナを労って優しく守ったのはジスヒョン。
___俺は、どっちも中途半端だ。
守ってあげれなくってごめんね、ヌナ。
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いか - 面白かったです♪ミンギュがかっこいい！更新楽しみにしています！！ (2018年7月9日 17時) (
レス) id: 599fdc1650 (このIDを非表示/違反報告)
暁色(プロフ) - ☆MINGYU☆さん» 更新遅い中そんな風に言って頂けて嬉しい限りです…！これからも楽しんでいただけるよう更新頑張りますね！！ありがとうございます！ (2017年12月29日 2時) (レス) id: 03f7a2cd3f (このIDを非表示/違反報告)
☆MINGYU☆ - このお話とても大好きです！！これからも更新楽しみにしてます！！ (2017年12月28日 8時) (レス) id: 585ee2f0b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁色 | 作成日時：2017年8月25日 22時
