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rd side
あ、コイツ堕ちたな。
と思ったのはほんの数分前。
Aに笑いかけられてショッピさんの顔がみるみる赤くなっていって、
明らかにAに向ける視線が変化したことにすぐに気付いた。
恐らく隣りに居るなかむも凄い顔してるから気づいてるはず。
まぁ…A本人は全くもって気づいていない様だけど。
うわ、なかむ手握りしめすぎて血出てる…
shp「マジっすか、嬉し…ぁ、えっとここにあるトレーニング用武器何でも使って大丈夫なんで、」
『おぉ、これはまた種類が沢山あるな。…ショッピ君はここでは普段なんの武器を使うんだ?』
shp「ワイはトレーニングナイフで大体練習してますね。」
ショッピさんがそう言うとAはトレーニングナイフを手に取った。
『よし、じゃぁ俺もこれを使おう。』
rd「え、Aナイフなんて使ったことあったっけ?」
『ふふん、実は偶にシャークんに教わっていたからな。そんなに不安そうにしなくても大丈夫だよ。』
かっこいい、頭を撫でられて自分の顔が真っ赤になってるのがわかる。
shp「シャークんって誰ですか?…ワイに稽古付けてくれるんですよね、ワイのことちゃんと見ててくださいよ。」
『え、ぁ、おぉ…?』
ショッピさんが無理矢理Aの腕を引き、頬を両側から手のひらで挟んで目を合わせる。
その光景に隣にいたなかむは我慢の限界を超えたようでAのもとに飛び出していった。
nk「シャークんは運営組幹部直属護衛の一人のことです、ショッピさん、組長にはあまり触れないでくれませんか。」
『す、すまないなショッピ君…今日は稽古は難しそうだ。俺が言い出したのに申し訳ない。…俺達の部屋が何処にあるかわかるだろうか?そこまで案内してほしいんだが…』
shp「…部屋はここの道をまっすぐ言ってこの階段を上がって左に3部屋用意してあります。…ワイはやることが出来たんでここで、すんませんっした。」
そう言ってショッピさんは簡単に地図を描いて俺等に渡した後奥の部屋に入って行ってしまった。
rd「じゃ、A行こっか、ね?」
『…ん、お前達もショッピ君と仲良くなってほしいんだがな…』
トレーニングナイフを元の場所に戻し、Aが俺のもとに戻ってくる。
nk「えへへ、すみません」
仲良くなんて無理だよ、だって俺等にはA以外必要無いんだもん。
ねぇ、Aもそうでしょ?
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作者名:夢見るヒツジ | 作成日時:2024年1月14日 0時