きみをたべたい 2 (ページ11)

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you side

ci「なっ、悪者やとっ…！」

『はっ、なんてな。』

俺は力一杯手を前へ押し出しナイフを壁から抜き、両手を開放する。

同時にチーノ君を押し倒し馬乗りになり左手で肩を、右手で首を押さえつける。

『俺が抵抗したら君が俺にナイフを向けた時点で死んでいたんだよ。』

ci「くっそ…！」

チーノ君の体が血に塗れていく。

頭がふわふわして自分が何を言っているのかわからなくなっていく

『君はショッピ君の分の痛みだと言ってくれたな。とてもとても痛かったよ。でもなぁ、加減というものだってあるだろう、鬼だって痛みを感じないわけじゃ無いんだ、特に俺はな。』

ci「それっ、てどう言う…意味やっ…」

チーノ君が何かを言っている気がするが耳に入ってこない。

『少しぐらい返したって、別に、良いよなぁ。』

側に落ちていた血塗れのナイフを振り上げる

ci「やめっ！？」

チーノ君の焦った声を最後に

俺の意識は途切れた。