きみをたべたい 2 (ページ2)

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真っ黒な巣の中。ページ2

you side

グルッペンさんに案内され中に入ると、

そこは海外の洋館のような内装で少しテンションがあがった。

外見と同じく黒が主な長い廊下を歩き、大きなドアの前まで案内される。

トントンさんがドアの手すりに手をかけこちらを振り返る

tn「幹部達は既に待機してます、気をつけてくださいね。」

rd「A、俺の後ろに居て。」

『らっだぁ、俺は大丈夫だよ。グルッペンさん。』

gr「あぁ、トン氏、開けてくれ。」

重厚な音をたてて扉が開かれる

目の前にはズラリと並ぶ幹部の面々。

グルッペンさんが一歩前へ出る。

gr「諸君に紹介しよう、この方が遥々東京から来てくださった運営組組長の＿＿」

シュンッ

そんな音と共に幹部が何人か視界からいなくなる。

カカッ、カキンッ…

『いやぁ歓迎されないということはわかっていたが、せめて名前だけでも聞きたまえよ。』

「黙れや、鬼。」

「そのヘラヘラした顔潰したるわ。」

ニット帽を被った男と金髪の男による発砲された弾を刀で防ぐ。

いつもは持ち歩かない刀を護身用で持ってきておいて正解だったな。

tn「お前等いい加減にしろや、客人やろ。すんませんAさん、お怪我はありませんか？」

『あぁ、大丈夫だトントンさん、なかむ、拳銃しまいなさい。』

nk「…すみません、組長にお怪我がなくて良かったです…。」

gr「シャオロン、コネシマ今からするのは会議だといっただろ、席につけ。」

さすがのグルッペンには彼等も逆らえないらしく、大人しく席に座っていた。…まぁ、とんでもなく睨まれてはいるが。