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五十二片 ページ13

※ここから宣言通り、原作と異なる結末となります。
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幸せが崩れる時は、いつも、血の匂いがする。









彼女は駆けて行く。ただ、“安心”を求めて。
“嗚呼、矢っ張り。鬼舞辻無惨が死ぬ筈が無い”その事実だけを、確認しに。
然し彼女を待っていたのは、彼女には到底理解し切れぬ現実だった。

『っ、ぁ』

激しい戦闘に巻き込まれ、その身体はいとも簡単に地上へと打ち上げられる。
朝日が、山の隙間から顔を出そうとしていた。

『⋯無惨、さん?』

「⋯君は!」

いつかの鬼殺隊の呼び声など、彼女には届かない。
何より今、己の目の前に広がる惨状を、理解しようと必死だった。


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さやか - 期待しています。殺されることを。。ではなく、指輪だったら面白い急展開になりますね。 (2021年2月6日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - 望む事がこわくても、あかねのためにこわれたものを大切にしてくれる無惨がすきです。お気に入りランキング10いです。 (2020年11月19日 21時) (レス) id: 231375fc20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そら | 作成日時:2020年11月13日 2時

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