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五片 ページ6

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初めて、彼女の表情が変わった。

『むぅ⋯⋯別の鬼さんに頼みます』

「残念だったな⋯私の監視下にある以上、お前を殺す鬼など現れん。全ての鬼は、私が生み出した」

その言葉に、彼女はまたその大きな瞳を輝かせる。

『何と!!貴方は凄い方だったのですね!!“鬼の神様”に出会えるとは!!』

「⋯⋯“鬼の神”?」

聞き慣れぬ響きに、彼は眉を顰める。
彼女は嬉しそうに、もう崩れた家の中から、一冊の分厚い書物を持ち出した。


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作者名:そら | 作成日時:2020年10月30日 10時

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