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三十八片 ページ39
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『無惨さん⋯⋯────────無惨さんはいつか、死んでしまうのですか?』
不謹慎な事を尋ねる彼女だが、悪意は微塵も無い。
まぁ、彼女の言葉一つ一つに悪意があると捉えていては怒るのも疲れるだろうが。
「お前は、私が死ぬと思うか?」
『⋯分かりません、私は鬼では無いので』
廊下の軋む音にはしゃぎながら、彼女は無邪気に、軽い足取りで跳ねて行く。
「⋯私は死なぬ」
『本当に?』
「私を誰と心得える」
『無惨さんです』
彼が死なないと聞いて、彼女は心無しか嬉しそうにしていた。
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作者名:そら | 作成日時:2020年10月30日 10時