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二十三片 ページ24
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「⋯宝の持ち腐れとは、お前によく似合の言葉だ」
溜息を吐き、少々呆れながら呟く彼を見て、彼女はいじけている。
『私も下弦の鬼になれば、殺して頂けるのでしょうか⋯』
「そんなに死にたいならば独りで死ね」
益々頬を膨らませると、彼女は部屋の隅で小さく丸くなった。
『どうして無惨さんは、私を鬼にしなかったのですか』
「その方が面白いからに決まっているだろう」
それは、彼女には全く理解出来ない面白さだ。
べーっと舌を出すと、彼女はまた頬を膨らませる。
『無惨さんは変わり者ですね』
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作者名:そら | 作成日時:2020年10月30日 10時