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十八片 ページ19

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その日、鬼舞辻無惨は妙に苛立って居た。
それは、ある少年と出会ったせいだ。

『どうやら無惨さんは、機嫌が良くないみたいですね』

そんな彼の前に、彼女は“好機”と言わんばかりにやって来た。

「⋯はっ、私が怒りで我を忘れて、お前を殺すと？」

『今の無惨さんなら有り得ますね』

そんな言葉に、彼は彼女の首を絞める。
それでも彼女は、笑みを崩さない。









「その“全て思い通り”と言っている、笑みが気に食わん」


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作者名：そら | 作成日時：2020年10月30日 10時

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