悪戯仕掛け人 ページ17
あの後、監督生のルシウスに連れられて寮に入る。
同じ部屋に入ることになってた子達は俺とセブルスを見て、寮監の先生に部屋替えを頼んでた。俺たちにも聞こえる大きな声で。
それは物凄く喜ばしいことだ。だってのっけからセブルスを独り占めにできる場所を確保したわけだし。
「おい見ろよ、穢れた血の卑怯者だぜ…」
「どんなズルしたらマグル生まれがスリザリンに入れんだよ…」
これさえ、無ければなぁ…
と、どこからともなく聞こえてきた陰口が聞こえた瞬間、セブルスの表情がいつもの顔よりさらにしかめっ面になる。
俺は気にせずに目の前にでてきた昼食のパンを口に放り込む。
「…A、お前は気にしないのか」
「ん？気にしてない…って言ったら嘘になるけどさ、相手にしたら同じ土俵に立つことになるからやだ」
今も、明らかに頭ではなく持ってる食べ物に向けて紙くず…多分砂が包まれたものを投げつけてくる上級生。
彼らは年下をいじめて恥ずかしくないのかな…
ああ、彼らに天罰でも当たればなぁ。そしたらスッキリするはずだもん。
「うぎゃあ！？？」
そんなこと思ってたら上級生から悲鳴が上がる。
そちらを見ると、長机から立ち上がって友人であろう生徒に取れ！！と大きな声を上げて背中に手を伸ばしているから何かしら入っているのだろうか。
そいつらの後ろからこっちに向かって微笑んでるのは俺のよく知る二人と、苦笑いしてる分からないのが二人。
「俺らの友であるAにそれ以上仕掛けてみろ！」
「僕達がだまってないぞ！」
「わ、悪かったよ！！」
ふん、と二人して上級生を前に堂々と立つ。
お前ら…そんなことして魔法かけられたらどうするんだとも思ったけど、どうやら先生が来るかもしれないと思う手前、強くは出れないようだ。
「さあ、ジェームズ、シリウス。僕達にもそのAって言う子を教えてくれるんだろ？」
「急ごうよ…先生来ちゃうよ」
後ろの二人に押される様にこちらに四人が来る。
あの、後ろから感じるセブルスの目線が凄く痛いんだけど…
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八神(プロフ) - ああさん» ……ああ！？本当ですね……修復が難しい流れなのでキャプション記載させていただきます。ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月9日 22時) (
レス) id: 5d49f427fa (このIDを非表示/違反報告)
ああ - あの、組分けの時って苗字順に呼ばれるじゃなかったですっけ？ (2019年11月4日 11時) (レス) id: a72da57039 (このIDを非表示/違反報告)
LN - 楽しみにしてる、いい作品だね！こういうのハリポタだと珍しいから頑張って！ (2019年5月27日 0時) (レス) id: 33cdc0490e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八神 | 作成日時：2018年12月21日 21時
