そんなだから皆に愛されるんですよ 【冨岡義勇】

#22 弱点 ページ28

今日は義勇さん、炭治郎くんと禰豆子ちゃん、それに私で山奥の任務に来ている




『結構歩いたし休みませんか？』


｢そうですね！山を歩いてると鬼殺隊に向けて修行してたの思い出すなぁ…｣


｢禰豆子、いくら山の中で日が当たりにくいとはいえあまり出歩くな｣


｢あっすみません義勇さん！ん？どうした禰豆子｣






｢むー！｣



何やら目をキラキラさせた禰豆子ちゃんが呼んでいる



『あれは…犬の親子ですかね？ 』


｢わっほんとだ！可愛いなぁ｣


｢むー！むむぅ！｣


『義勇さん、ちょっと行ってみませんか？




…義勇さん？ 』



さっきから静かすぎる。というか気配が無い




｢義勇さんいなくなっちゃったんですか？｣


『おかしいな。さっきまで隣にいたのに 』


｢む！｣


『あ、連れてきたんだね。野生の犬にしては人懐っこいなぁ 』


｢良かったなぁ禰豆子！｣


『うーん…心配だし義勇さん探してくるね 』


｢はい！俺達はここに居ますね！｣


｢むむ！むー！｣









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『 義勇さーん！…あ！いた！』



｢…｣



『 何をしてるんですか。割と離れた所で』



｢俺は…苦手なんだ｣



『 苦手？何がですか？』



｢…｣



『 え、そこで黙っちゃうの』





よし、考えてみよう。炭治郎くんと禰豆子ちゃんが苦手っていうのは絶対ありえないし。私も同じ。ってことは？







『動物？ 』



あ、頷いた



『 へぇ、意外ですね。そういう弱点があったとは』



｢昔に少しな｣



『うーん…噛まれたとか！なんて義勇さんに限ってそんなことは 』



｢なんで知っているんだ｣



『 えっ


ちょっとその話詳しく教えて貰っても』




｢断る｣









｢あ、おかえりなさい！
義勇さんどこにいらっしゃったんですか？｣



｢聞くな｣



『動物が苦手なんだって 』



｢言うな｣



｢そうだったんですか！可愛らしい所もあるんですね！｣



｢俺は可愛くない。それに動物なら胡蝶の妹だって…｣



｢この子達人懐っこいし大丈夫ですよ！
あ、じゃあ俺が克服するの手伝いますよ！｣



｢しなくていい！｣









しばらく(主に柱の間で)話題になった義勇さんでした









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