７８無垢で無知なキミ ページ29
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ジニョンとの電話を切った後、マークさんが18時にはここに来るという事を思い出し、急いで化粧直しを始める。
待ち合わせ場所の駅前には15分早くつき、そわそわする。
まだかまだかと時計の長針を見つめるばかり。
もう、18時ぴったりか。
マークさんがそろそろ来るはずなんだけど…。
「Aさん！」
背後からそう聞こえる。
それは待ちに待ったマークさんの声で、ドキドキしながら振り返ると、
YG「Aさん久しぶりです〜！」
YJ「お久しぶりですね。」
マークさんだけではなく、ヨンジェとユギョム、それに、さっき会ったばっかりのジニョンが居た。
やられた。完全にやられた。
これは盛大な私の勘違いだ。
マークさんは“話がある”って言っただけで、何も二人っきりとは言ってなかった。
MK「Aさん、久しぶり。今日は、まぁ、ゆっくり話そう。」
そういいながらマークさんはビールが沢山入っているであろうコンビニの袋を軽く掲げる。
お酒飲めるのは、ジニョンと私とマークさんだけだけど。
あぁ…ほんの数分前まで浮かれてた自分が馬鹿みたい。
二人っきりでならマークさんと何かあるかもって期待してた自分が。
MK「ここで話すのも何だし。早速お家にお邪魔していい？」
YG「じゃあ、Aさんが僕達の少し前を歩いて、僕達が後を付いていく感じで。」
ヨンジェさんがそう言い、落胆の波がどっとくる。
私はマークさんと二人で並んで歩く予定だったのに。
私が一人であるく羽目に…。まぁ、そうだよね。
だけど、そんなことすらは、あの人は簡単には許してくれない。
今まであたかも何も知らないように口を閉じていた人。
Jr「ねぇ、俺はA“さん”の横、歩いていい？」
絶対、わざと“さん”付けして呼んだ。
ジニョンは、私と知り合いなこと、メンバーには言ってないんだ。
MK「いいけど…。」
マークさんの承諾によって、私とジニョンが前を歩き、その後ろに三人付いてくる事になった。なってしまった。
私から嫌だと断るのはまるで、「ジニョンとは並んでは歩きたくない」と言っているようなニュアンスに取られてしまいかねない。
それはマークさんに印象が悪いよなぁ。
メンバーの皆さんの前で、いや、マークさんの前で、そんな性格の悪そうな女は演じることはできない。
Jr「じゃあそれで決定。行きましょう。A“さん”。」
私の家まではおよそ10分。
それまで、何もなければいいけど…。
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ゆめ子(プロフ) - yaiさん» コメント有難うございます。私は文章内で言葉で感情を伝える事よりも、心情表現を使用したい性でして、読者様にとってはくどく、長々としている文に見えているのでは無いか、と不安に思っておりました…。ですので、大好きと言っていただけて、本当嬉しいです。 (2015年2月7日 14時) (
レス) id: 1ed29f7c81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ子(プロフ) - りったんさん» コメント有難うございます。ジェボム切ないですね。この作品のジェボムは優しい人であるように心掛けています。リーダーであり、責任感を全て自身の負い目に感じていることが皆さんに伝わっていればいいなぁ、と思います。 (2015年2月7日 14時) (レス) id: 1ed29f7c81 (このIDを非表示/違反報告)
yai - 感情描写が素敵で、大好きな作品です。これからも更新楽しみにしています。 (2015年2月6日 15時) (レス) id: 7e3322ca5c (このIDを非表示/違反報告)
りったん(プロフ) - ジェボムが切ない〜(Ｔ＿Ｔ) (2015年2月5日 23時) (レス) id: 20b6fb73e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ子(プロフ) - BA SIさん» レスが遅くなってしまい、申し訳ありません。コメント、大変励みになります！BASI様はユギョムペン様でしょうか？話しが昼ドラ並みに暗いですね…。でもそれがお気に召して頂けている様で私としても嬉しい限りです。これからも当作品を宜しくお願い致します^ ^ (2015年1月23日 19時) (レス) id: 1ed29f7c81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ子 | 作成日時：2014年12月6日 15時
