５２狂気に満ち満ちた ページ3
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翌日の朝、またベンベンから電話が来た。
『Aさん、おはようございます。』
「ん〜、おはよう…」
半分寝ぼけながら、ベンベンの電話に出る。
ふとベッドから窓外を見ると雨が降っていた。
『今日雨ですね。……あの、今日、バイト何時に終わりますか？』
「今日は19時かな。会うんだよね？どこで待ち合わせする？」
『はい、19時頃、僕がmilkyで待ってます。』
そう約束し、ベンベンとの電話を終えたあと、私は大学へ行った。
昨日は新年1回目の講義で、夜間科さんからのノートはなかった。
多分、年をまたぐから持って帰ってくれたんだと思う。
今日は置いてあるかな…。
教室に着いてから確認すると、ノートではなく、赤い紙袋があった。
でもその中にノートが入っていて、ページを開くと、字でびっしり。
ただ、ただびっくりした。
同時に少し、狂気じみてて怖くなった。
紙袋にはノートと共にヴィヴィアンの時計が一緒に入っていた。
「夜間科さんへ
時計ありがとう。それと、沢山の文字…。
時計、早速つけるね！本当ありがとう。
あと、あけましておめでとう。
普通科より」
そうノートにかいてから、紙袋の中の時計を見る。
こんな高価なもの普通、顔も知らない人に買う…？
私は不安を覚え、その時計は腕に付けずに、包装を開けさえもせずに、そのまま紙袋を持って大学を後にした。
バイトもとんとん拍子で終え、バイトからあがると傘をさして外で待ってるベンベンがいた。
「ベンベン、おまたせ。」
『あ…Aさん…家まで、送ります。』
私達はどちらからともなく、歩き出した。
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ゆめ子(プロフ) - yaiさん» コメント有難うございます。私は文章内で言葉で感情を伝える事よりも、心情表現を使用したい性でして、読者様にとってはくどく、長々としている文に見えているのでは無いか、と不安に思っておりました…。ですので、大好きと言っていただけて、本当嬉しいです。 (2015年2月7日 14時) (
レス) id: 1ed29f7c81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ子(プロフ) - りったんさん» コメント有難うございます。ジェボム切ないですね。この作品のジェボムは優しい人であるように心掛けています。リーダーであり、責任感を全て自身の負い目に感じていることが皆さんに伝わっていればいいなぁ、と思います。 (2015年2月7日 14時) (レス) id: 1ed29f7c81 (このIDを非表示/違反報告)
yai - 感情描写が素敵で、大好きな作品です。これからも更新楽しみにしています。 (2015年2月6日 15時) (レス) id: 7e3322ca5c (このIDを非表示/違反報告)
りったん(プロフ) - ジェボムが切ない〜(Ｔ＿Ｔ) (2015年2月5日 23時) (レス) id: 20b6fb73e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ子(プロフ) - BA SIさん» レスが遅くなってしまい、申し訳ありません。コメント、大変励みになります！BASI様はユギョムペン様でしょうか？話しが昼ドラ並みに暗いですね…。でもそれがお気に召して頂けている様で私としても嬉しい限りです。これからも当作品を宜しくお願い致します^ ^ (2015年1月23日 19時) (レス) id: 1ed29f7c81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ子 | 作成日時：2014年12月6日 15時
