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118話 ページ49

『引き分けの末キップを勝ち取ったのは切島!!』

腕相撲で切島くんが勝って二回戦進出。

『そろそろ始めようかぁ!』

緑谷くん対焦凍くん。一体どうなるのか…。正直パッと見からどう見ても焦凍くん、だけどあの個性を使いこなせたら話は別。

『スタート!』

開始早々氷結を繰り広げるが、その度に緑谷くんのパワーでそれを破る。でも、指はボロボロ。

「ヒーロー科だとポンポンと出せる個性で羨ましいよね〜」
「そーだよなー」

確かにそう、でもポンポンとはいかない。個性は何かしら体に負担がかかるはず。

「“個性”だって身体機能だ。奴にも何らかの“限度”はあるはず…」

バンバンと氷結で緑谷くんを追い詰めてる。でも焦凍くんの限度って…あれ?右側の体、震えてる。もしかして…

「冷気に耐えれる温度にも限界があるのではないでしょうか?でも左側を使えば」
「どういうこと?」

緑谷くんも同じことを思ったらしい。

「皆…本気でやってる」

左側を使わないのは父エンデヴァーを否定する為なんだろう。それは緑谷くんも理解した上で、

「全力でかかって来い!」
「何のつもりだ……」

緑谷くんはボロボロになりながらもいい勝負をしてる。

「君の!力じゃないか!!」
『これはーー…!?』
「熱が!」

左側を使った!?

「焦凍ォオオオ!!!」

向かい側の観客席でエンデヴァーが何か叫んでいる。親バカというかなんというか…きっと自分の最高傑作がようやく自分の力を受け入れて嬉しいんだろう。でも、当人達は違うらしい。2人ともこんな状況なのに笑ってる。

「楽しそうですね…」

セメントス先生が止めに入っても全力で2人ともぶつかり合って会場に衝撃波が伝わる。

「何コレェエ!!!」
「やばすぎ」
「冷やされた空気が瞬間的に熱されて膨張したんですね!」

土煙で何も見えない。どっちが勝ったんだ。

『オイこれ勝負はどうなって…』

ようやく土煙が収まって見えたきた。緑谷くんが気絶して場外の壁からズルズル崩れ落ちる姿が。

「緑谷くん……場外。轟くんーー…三回戦進出!!」

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夢乃雲(プロフ) - 黒胡椒さん» ありがとうございます!がんばります(´˘`*) (2020年2月17日 19時) (レス) id: 81d8ea1b81 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - こっちも更新まってます!! (2020年2月17日 14時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢乃雲 | 作成日時:2020年1月14日 0時

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