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106話 ページ37

「あ、あとついでに君有名人だよね?「ヘドロ事件」の被害者!今度参考に聞かせてよ。年に一度敵に襲われる気持ちってのさ」

ブチッと勝己くんの何かが切れる音が聞こえた。うわああああこの人は挑発の達人かな?

「切島…予定変更だ。デクの前にこいつら全員殺そう…!!」

周りの温度が何度か上がった気がする。わー、温かい。

『さァ残り時間半分を切ったぞ!!』
「あんま煽んなよ物間!同じ土俵だぞ、それ」
「ああそうだね。ヒーローらしくないし…よく聞くもんね。恨みを買ってしまったヒーローが敵に仕返しされるって話」
「あああそれ以上は…」

勝己くんが暴走してしまう。やめて…。

「おっおっおぉォォ…」
「爆豪落ち着け、冷静になんねえとポイント取り返せねえぞ!!!」
「おォオオ…っし進め切島…!!俺は今…すこぶる冷静だ…!!!」

拳を自分の拳に爆破させる。

「頼むぜマジで」
「がんばりましょう勝己くん!」
「おう!!!」

よし、勝己くんが気を取り戻した。

「ははぁ…へえ!すごい!良い“個性”だね!」
「俺の…!!」

爆破された…勝己くんと同じ個性!?

「爆豪おめーもダダ被りか!!」
「くそが!!!」

右の大振り!決まる…!?

「!?」
「僕の方が良いけどさ」
「んなあああー!俺の!?また被っ…」
「違います切島くん」
「こいつ…コピーしやがった」
「正確!まぁバカでもわかるよね」
「やっぱり…」

個性わかったのはいいけど、挑発してこないで〜〜〜!!!

「おわ!」
「避けてください!」

いきなり白い液体が飛んできた。個性がわからない以上触れるのは危険。

「凡戸!仕掛けて来たな」
「物間、あとは逃げるだけだ。このポイント数なら確実に4位以内に入る!」

切島くんの足にさっきの液体が付いてしまっ
ている。

「かたまった!すげえ!動けねえ!」
「今個性を使うので動かないでください!」
「早く!0ポイントだぞ早く!!」
「あ、怒らないでね。煽ったのは君だろ?ホラ…」

煽りの達人がまた煽り始めてる…。今足止めされているのに勝己くんを暴走させられては困る。

「宣誓で何て言ってたっけ…恥ずかしいやつ…えー…まぁいいやおつかれ!」
「1位だ…ただの1位じゃねえ、俺がとるのは完膚無きまでの1位だ…!!」

距離を取られてしまった。

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夢乃雲(プロフ) - 黒胡椒さん» ありがとうございます!がんばります(´˘`*) (2020年2月17日 19時) (レス) id: 81d8ea1b81 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - こっちも更新まってます!! (2020年2月17日 14時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢乃雲 | 作成日時:2020年1月14日 0時

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