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100話 ページ31

「観客すごくない!?」
「まあ皆ヒーロー科目当てだろうけどね」

ついになんだかんだで体育祭当日。控え室で時間までクラスメイト皆待っている。

「頑張りましょ心操くん!」
「おう、そういえばあの2人静かになったよな」

あの日から前より少しはほんのすこーしは静かになってくれた。なのでもうツッコムことをやめて、うるさくない限り止めなかった。

「多分もう大丈夫ですよ」
「ふーん、それならまあいいか」
「おーい!もう会場に並ぶぞー!」

そしてクラス一同会場へ向かう。大勢の観客にマスコミ、ヒーロー達。これが体育祭。会場内は既にメインのA組から入場しているのでもう盛り上がっている。

「観客がすごいな」
「すごい人数ですね〜」

テレビで弔くん見てるかな。全組整列し終わって、今年の主審が台に立つ。

「選手宣誓!」

今年の主審はミッドナイトか。露出がすごい…えっちだ。

「1-A 爆豪勝己!!!」
「え〜〜〜〜かっちゃんなの!?」
「あいつ一応入試1位通過だからな」

そういえばそうだった。

「ヒーロー科のな」

クラスメイトの女子が少しトゲトゲしい言い方で言った。心操くんのようにヒーロー科目指していた人が多いから敵対心を持ってしまうんだろう。あ、勝己くんが台に上がった。

「せんせー俺が1位になる」
「「「絶対やると思った!」」」

こりゃ盛大に言ってくれるなあ勝己くん。生徒の中でブーイングが飛び交う。A組に集中投下されてるなあ。

「さーてそれじゃあ早速第一種目行きましょ…さて運命の第一種目!!今年は…コレ!!!」

大きい電子版に「障害物競走」と表示された。

「障害物競走…!」
「さあさあ位置に着きまくりなさい…」

何でもあり、ね。好きなようにやらせてもらえるなら存分にやらせて頂こう。

「スターーーーーート!!」

一斉にこの人数で細い通路を走り始める。冷気!焦凍くんか先頭に立ってる!

「これはまずい!」

大きくジャンプをして地面を覆う氷を避ける。

「使いなれてんなあ個性……」

心操くんはこの混乱に乗じて他のクラスの人を洗脳している。回避している人は主にA組っぽいな…他に見たことないのはB組かな。

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夢乃雲(プロフ) - 黒胡椒さん» ありがとうございます!がんばります(´˘`*) (2020年2月17日 19時) (レス) id: 81d8ea1b81 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - こっちも更新まってます!! (2020年2月17日 14時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢乃雲 | 作成日時:2020年1月14日 0時

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