95話 ページ26
「ですが現実はこうも上手くいかないものですね」
「Aー早くお昼ダーリンと行きなよ〜」
「えっAのダーリン増えてない?」
「まじー?」
その通り、まじです。ダーリンではないけどね。幻とか虚言ではなく、お昼に誘ってくる人が増えました。
「お待たせしました」
「いこうA」
「なんで半分野郎までいんだよ!!」
「元々いつも俺が一緒に昼飯をいつも食べていた」
廊下で喧嘩始めないでほしい…しかも私を挟みながら。
「食堂で大声出さないでください!ご飯を作った人と周りの人に迷惑ですよ」
「…わりぃ」「…」
食堂まできてずっと言い合いされては困るので、流石言った。それから静かになってくれたので良かった…と思ったのも束の間。
「A、今日一緒に帰ろう」
蕎麦を食べ終わったと思うと口を開いた紅白頭のイケメン。特段断る理由もないし、
「いいですよ」
「はああ!?てめえ自主れ…」
「勝己くん声大きいですよ」
舌打ちをして黙ってしまった。きっと放課後学校で自主練するつもりだったのだろう。
「悪いな爆豪」
煽るようにドヤ顔しないでくれ…。ほら勝己くん悔しそうにしてるじゃん。こんなんじゃ明日からも思いやられるよ。
「ほらA!ダーリン達来てるよ!」
「あれ?Aは?」
「さっきまでここにいたはず…」
もう怖いので逃げる事に決めた…。
「行かないのか?」
こっそり廊下に出ていると、
「っ!!心操くんですか……放棄して少し距離を置こうかと」
「ふーん…でもそれって」
勝己くんと焦凍くんがこちらに向かって来そうだった。
「すみませんそれでは、私は食堂に逃げます!」
一体何て言いたかったんだろう、とりあえず人混みに紛れ込めば見つけれないハズ。
「逃げられると逆に追いかけたくなるんじゃないか還現地…」
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夢乃雲(プロフ) - 黒胡椒さん» ありがとうございます!がんばります(´˘`*) (2020年2月17日 19時) (レス) id: 81d8ea1b81 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - こっちも更新まってます!! (2020年2月17日 14時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢乃雲 | 作成日時:2020年1月14日 0時