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90話 ページ21

「聞きそびれてたんだけど、本当にあいつに何もされなかったのか?」
「大丈夫ですよ、一昨日は置いていってすみません心操くん」
「いや、なんとも無かったならいいんだ」

皆して知りたがりというかなんというか…まあ、知りたがりは私の方か。焦凍くんが来る前からA組の前に来てしまっているし。

「きっと訓練とかで教室の授業じゃなったんだよ!先に教室の前で待ってあげなよ!」

いつも4限目が終わるとすぐに教室前に来る焦凍くんが来ないから、クラスメイトにA組の教室前に無理矢理置いていかれた所存。

「その内緑谷出久を拝見したかったからいいですけど…」

そもそも今日も焦凍くんが誘いに来るかわからないのに待っているという行為もどうなんだ…。

「デクがどうしたんだよ」
「勝己くん!」

いきなり後ろにいて驚いた。

「いやっなんでもないんですけど…」
「じゃあAがなんでA組前いんだよ」
「それは…」
「A!」

また後ろから走ってくるイケメンが…凄い犬の耳と尻尾が見えそうなくらいなんと嬉しそう顔ですこと。

「悪ぃ、3、4限目訓練だったんだ。待たせちまったな」
「そんなに待ってませんよ、1人で食堂に行ったら焦凍くん悲しむかと思って」
「ありがとうな」

微笑む姿もイケメンだな〜。

「はあああ!?なんで半分野郎がAのこと知ってんだよ!!」
「前からだ」

なんだか勝己くんと焦凍くんに突っかかってきた。そんな所に救世主が…!?

「あれ!?Aちゃんだ〜!!」
「お茶子ちゃん!」

後ろに他のクラスメイトがいたけど、軽く走って来てくれた。

「どうしてこんなところに?」
「いつも焦凍くんがお昼のお誘いに来るのですが、今日は来ないので教室前で待ってました」
「昼の誘いだとおぉぉ!?」
「もしかしていつも!?」
「はい、毎日」

何故だか2人とも血相を変えて聞いてきた。

「お茶子ちゃんその子誰〜?」

後から来ていたクラスメイトが何かあるのかとこちらにも来た。

「Aちゃんだよ!」
「あれ?その子、この前の放課後に爆豪ちゃんが連れて行っていた子じゃないかしら?」
「なんで半分野郎と飯食ってんだよ!」
「えっかわいー!!」
「何組?」

勝己くんを押しのけて周りを囲んでくるA組の女子に色々と収集が付かない。てんやわんやとはこの事か。

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夢乃雲(プロフ) - 黒胡椒さん» ありがとうございます!がんばります(´˘`*) (2020年2月17日 19時) (レス) id: 81d8ea1b81 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - こっちも更新まってます!! (2020年2月17日 14時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢乃雲 | 作成日時:2020年1月14日 0時

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