今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:13,523 hit
小|中|大
… ページ16
.
3話目の終盤、
スマホで2時過ぎているのを確認して。
「あ!A、ごめん…!
……終電なくなってる」
さも、今気付いたと言わんばかりに
少し慌てたように取り繕う。
「え?……あ、ほんとだぁ」
“やっちゃった…”と続けて
バツが悪そうな表情を浮かべるから、
少し罪悪感。
「どうする?タクシー呼ぶ?」
…ほんとは帰したくないけど。
「ん〜…面白くなってきたところだしなぁ」
「じゃあ…、もうちょっと見てく?」
「…藤ヶ谷くんさえ良ければ、
そうさせてもらおうかなぁ?」
アルコールのせいか
頰をピンク色に染めた君が
妙に色っぽく見えて。
「いいよ?Aなら大歓迎」
俺の言葉にまたはにかんで、
伏し目がちに視線を落としながら
前髪を触ってる。
ねぇ、少しは期待していい?
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
90人がお気に入り
90人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「北山宏光」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みこ | 作成日時:2019年4月3日 23時