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3話目の終盤、

スマホで2時過ぎているのを確認して。





「あ!A、ごめん…!

……終電なくなってる」





さも、今気付いたと言わんばかりに

少し慌てたように取り繕う。





「え?……あ、ほんとだぁ」





“やっちゃった…”と続けて

バツが悪そうな表情を浮かべるから、

少し罪悪感。





「どうする?タクシー呼ぶ?」





…ほんとは帰したくないけど。





「ん〜…面白くなってきたところだしなぁ」



「じゃあ…、もうちょっと見てく?」



「…藤ヶ谷くんさえ良ければ、

そうさせてもらおうかなぁ?」





アルコールのせいか

頰をピンク色に染めた君が

妙に色っぽく見えて。





「いいよ?Aなら大歓迎」





俺の言葉にまたはにかんで、

伏し目がちに視線を落としながら

前髪を触ってる。





ねぇ、少しは期待していい?






.

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作者名:みこ | 作成日時:2019年4月3日 23時

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