月の姫

危機一髪 ページ39

ジ「えっ、ちょっとルーナちゃん⁉」





落ちながらジェハの声が聞こえた







そういえばジェハは私の後ろにいた







ヨナ達はもう渡りきっていたけど









ぼんやりとそんなこと考えて落ちたら痛いだろうなぁと呟いていると





パシッと腕を捕まれ強い力で上に引き上げられた





　


ジ「ルーナちゃん！大丈夫かい⁉」









どうやら間一髪ジェハが助けてくれたようだ




　


そのまま引き上げられた私はジェハの腕の中に倒れこんだ








ヨ「ルーナ⁉」




ユ「えっ、ちょっと大丈夫⁉怪我とかしてな
　 い⁉」




シ「⋅⋅⋅⋅ルーナ⋅⋅⋅⋅⋅⋅そこ⋅⋅⋅」







プ「プキュプキュ？」







ゼ「あっ青龍ほんとだ 坊主、ルーナ怪我して
　 るから」






シンアの言う通り私の腕には切り傷がいくつかあった

枝にかすったのだろう






ユ「はい その傷見せてよね」






ル「ユン、皆ごめんなさい よく足元をみてい
　 なくて」

ヨ「でも大事にならなくて良かったわ」





ジ「いや、僕は女性には常に目を配っているか
　 らね それにルーナちゃんみたいな美し
　 い女性なら尚更ね あぁいや、僕が助ける
　 のは君と僕との運命が⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅」




ハ「ペラペラ訳のわかんないことしゃべってん
　 じゃねぇ」


いつものようにハクとやり合いしているジェハに向かって言う





ル「でもほんとに助かったわ ありがとう」



ふわりと微笑む









ユ「よし、じゃあルーナも大丈夫そうだし目的
　 地に向かって出発！」






皆『おーー！』

弱体化する国→←いざ戒帝国へ

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