好きだとか言うなら証拠を見せろ 【名前変換オリジナル】

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「Aってさー馬鹿？」

「何？突然…すっごい失礼だよね」

放課後帰ろうとしていて突然人のことを馬鹿だと言い出した早苗。

「いや、目的とかすぐに見失うくせに…それとも、ただのＭ？」

「前者はあってるけど、後者は絶対に違うから!!」

本気で聞いてくる早苗に必死でAＭ説を否定する。

「でもさ…あっ、ごめーん。私龍騎くんとお話したいから！」

「ちょっ、話し振っといてそれはないよ!!」

「龍騎くーん！お話しよー？」

「ちょうどよかった。俺、あっこのコンビニ行きてーんだよ」

あたしと話してるときと明らかに違う声色…

女ってのはホントに怖い…。

「ﾁｯ…リア充が…」

「何言ってんだ」

ゴンッ、と全く軽くない痛みが頭に走る。

「痛っ！…」

「星原がぼさっと立ってんのが悪いんだろ」

「あれ？倖夜だ。なんでここにいんの？」

「あﾞぁ？ココが学校の廊下だからだろ」

「いつも倖夜と一緒にくっついてる男子は？」

「お前の親友と歩いてる」

「あぁ…リア充か」

「さっきからリア充リア充うるせーよ。つーかリア充ってなんだ？」

「…リアルモーターカーって充電いるっけ？の略だよ」

「へー…あいつらってリアルモーターカーってやつについて談義してんのか」

「うん、変わってるよね」

「…とか、俺が騙されるとでも？」

あっ、笑ってる…

あたしに笑いかける倖夜……大海弥様を見たときにはもう遅い。

「ちょっと遊びに行こーぜ」

「や、今日はお花のお稽古が…――」

「お前みてーなのができるわけねーだろ」

うん、そんなに決めつけなくてもいいと思う。

実際そんなの性に合わないし。

あれ？

ってことは倖夜が言ってることは合ってるのか？

「おら、んなとこ突っ立ってたら邪魔だろ。帰んぞ」

「あ、はーい」

少し先を歩く倖夜に走り寄ってある事に気づいた。

…何で一緒に帰んのが当たり前みたいになってんの？

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