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「渡せよっ!!」
「あたしのお弁当だもん!!」
「寄越せっつってんだろ!!」
「やぁだぁああああ!!」
「お前…振んぞ」
「それもやだぁぁ!!」
「どっちかにしろよ」
「無理無理!!どっちも重要なんだからっ!!」
何やってんだ？あたし達…
「いい加減諦めろよ」
「やだやだー!!」
名づけて”弁当争奪戦”とでも言おうか…
このやり取りを続けて５分が経過したけど、両者どちらも譲る気配は見せません。
「てめっ…余裕じゃねーか」
「何が！」
「なーに解説役までやってんだよ」
「何で聞こえてんの!?」
「考えてること筒抜けなんだよ、お前は！」
「ああっ!!」
一瞬ひるんだ隙を突かれて、あっけなくあたしの可愛いたこさんウインナーは大海弥くんの胃袋の中に収まった。
「今日の…ご飯…」
ポンと、項垂れるあたしの肩に手を置く大海弥くん。
こんな時までカッコよく見えるあたしはおかしいのかな…？
「ほら、俺のやるから」
「え…」
ん、と手渡されたのは
「…遠慮しときます」
ぺっちゃんこに潰れたメロンパン。
「遠慮すんな。ほれ、食えば？」
「絶対にアレだよね？メロンパン独特のカリッとした噛み心地を味わえないから押し付けてるよね」
「お前…通だな」
「そりゃー、大海弥くんが類を見ないほどのメロンパン好きって噂を聞いて
メロンパン好きの友達に聞いて回ったからねー」
「俺のために？」
「そりゃそうだよ。大海弥くんと話すきっかけ掴むために勉強したもん」
「ふーん…まっ、お前にしちゃ上出来なんじゃね？褒めてやんよ」
「意味分かんないんですけど…」
「俺が褒めてやるつってんだ。素直に喜べば？」
喜んで…いいのかな…？
戸惑いながらも、感謝の言葉を述べてみる。
「えっと…ありがとう…？」
「どういたしまして、あと…俺のこと…呼び捨てにさせてやるよ。感謝しろ」
…訂正します。
今すぐどんちゃん騒ぎでもやりたいぐらいに今、喜んでます。
『倖夜』
それは、特別な響きがして、一歩倖夜に近づけた気がして、無性に嬉しくなった。
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夢叶(プロフ) - ざわちゅうさん» ありがとうございます（´∀｀*）お名前と同じですねww…ざわちゅうって言葉出してましたか？(^_^;) (2012年7月23日 23時) (携帯から) (
レス) id: fccec6d73b (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - ふうみきさん» えっ、お上手だとか…てれr(( ケータイ小説ハマってるんでその影響出てるかもしれないです＾＾；でも、褒めていただきありがとうございます!! (2012年3月29日 18時) (レス) id: b5f5af4019 (このIDを非表示/違反報告)
ふうみき - 小説を書くのがお上手なんですね〜プロの携帯小説みたいです** (2012年3月29日 9時) (レス) id: 0c659a6204 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶(プロフ) - ぺどう沢さん» そんな人がいるなんてうらやまｓ((キュンキュンしていただきありがとうございます＾＾ (2012年3月28日 22時) (携帯から) (レス) id: fccec6d73b (このIDを非表示/違反報告)
ぺどう沢(プロフ) - 好きな人の性格に似てたところがびっくりしましたｗｗｗ何か・・・キュンキュンきちゃいました/// (2012年3月26日 15時) (レス) id: 5e2d8de545 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢叶 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/kagurakamuisougo/
作成日時：2012年2月26日 0時
