今日のわんこ 93号 ページ8
現在
歪は正座のまま前屈みになって真一の話を聞く。
歪「そこに無陀野がいたんですか…?」
真二「あぁ。突然襲撃してきてな…。」
真一「俺らは二人で無陀野に対等できる程強くはなかった。」
4年前
細菌の使いすぎで両足が折れて俺ら二人はもう立てないような状態だった。
目の前には歩み寄る血の傘を持った鬼。
奴が履いているローラーシューズの滑る音は俺らの命を狩りに来るように近づいていく。
もうダメだと思ったとき、俺らと無陀野の間に刀を持ったAさんが飛び降りてきては着地する。
真一「!Aさん…!」
A「お前ら、すぐに撤退して皆のところに合流しろ…!コイツは私が請け負う。」
刀を構えて無陀野から視線を離さないAさん。
真二「すみません…!俺ら…!」
様子がおかしく素早く行動しない俺らに疑問を感じたのかAさんは俺らの足を見て察する。
A「(そういうことか…。)真一!これで他に動ける奴らを呼んで!」
真一「はい!」
真二「Aさん!!」
大声で名前を呼ぶ真二にAさんはすぐ振り返る。
真二はAさんに向かって手を差し出している。
真二「
真二に続いて俺も手を出す。
真一「俺のもどうぞ。」
A「じゃあ借りてくよ。」
Aさんは細菌を出す。
【
Aさんは細菌で手にフィンガーレスグローブを作ると、そのグローブ越しに俺らの手を触れる。
A「もういいよ。さっさと助け呼びなさい。」
不敵な笑みをこっちに浮かべるのを最後にAさんは無陀野とまた向き合う。
無陀野「もう平気か?」
A「意外と待ってくれるなんて優しいわね。100人殺し。」
Aさんはその場で抜刀の構えをする。
A「(わざわざ勝たなくても良い。あの子達の回収をして撤退できるまでの時間を稼ぐ…!)」
Aさんはたった一蹴で無陀野のゼロ距離まで近づく。
無陀野「!!」
A「あら、瞳孔が開いてるわよ。こんな速さで驚くようじゃ生きて帰さないわよ。」
Aさんは溜めていた刀をようやく素早く引き抜き、無陀野の首を狙って振るった。
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Aさんの能力初公開です!
本当は本編で初公開したかった…ボソッ←
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カギ(プロフ) - ジョーカーさん» 応援コメントありがとうございます(о´∀`о)まだ頭の中で流れを作り出してる最中ですが、皆さんが知ってる原作と少し違う世界が味わえたらなと思います。ご期待ください…!! (3月31日 9時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になる終わり方!あと、4になったら本編って書いてあってそれも楽しみ!でも、小説書くの大変だと思うのでゆっくりで大丈夫です☺️頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (3月31日 9時) (レス) @page40 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» ありがとうございます!!もっと皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります(*`・ω・)ゞ (2月26日 7時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー(プロフ) - 祝100話!!おめでとうございます🎊🎉これからも頑張ってください!応援してます!! (2月25日 21時) (レス) @page17 id: d4c44e022b (このIDを非表示/違反報告)
カギ(プロフ) - ジョーカーさん» そこまで言ってくれるとは…!!(///∇///)これからもまだまだ続きます!! (2月2日 6時) (レス) id: 0f9522b1c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カギ | 作者ホームページ:http://kogakogaminemine1321%45
作成日時:2024年1月28日 21時